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ETF
はじめてのETF①ETFのキホンを知ろう
2021年10月15日
はじめてのETF①ETFのキホンを知ろう

皆さんは「ETF」をご存じでしょうか?
ローマ字3文字で少しとっつきにくい印象がありますが、実は投資初心者の人にこそ注目してほしい金融商品です。

今回は、どうしてETFが投資初心者におすすめなのか、特徴を整理しながら解説していきます。

ETFはどんな金融商品なの?
ETFは「株」と「投資信託」それぞれのメリットを持っている
ETFは「指数」に投資ができる
指数(インデックス)とは?
投資初心者に指数(インデックス)投資がおすすめの理由
ETFは少額で投資を始めることができる
まとめ

ETFは日本語で「上場投資信託」といいます。
その名のとおり、「株のように証券取引所に上場している投資信託」です。

ETFは「株」と「投資信託」のそれぞれのメリットをあわせ持った金融商品です。

株とETFと投資信託
<株と同じメリット>当日中に利益を出すことができる

株のように取引所が開いている間、リアルタイムの価格で取引ができるので、当日中に利益を出すことが可能です
もちろん、長期で持ち続けることもできます。

<投資信託と同じメリット>少額で銘柄の分散投資ができる

投資信託のように、複数の銘柄にまとめて投資ができるので、少額で分散投資ができます
こちらについては、後述します。

ETFはいわゆる「指数(インデックス)」に値動きが連動しています。
つまり「指数」に投資ができる商品です。

指数は、その市場を代表する銘柄(株式)の値動きを平均化した指標です。
平均化の定義は指数によって違いますが、簡単に言えば、その市場のパワーを表しています。

例えば、日本で有名な指数には、以下の2つがあります。

日経平均株価指数(日経225)

東京証券取引所に上場している中から代表的な225銘柄の価格を比重調整して平均化したもの
⇒日本の代表的な企業に投資ができる

東証株価指数(TOPIX)

東京証券取引所に上場しているすべての銘柄の価格を平均化したもの
⇒日本の上場企業全体に投資ができる

この他にも、JPX日経インデックス400やJPX日経中小型株指数など、日本株に関連する指数だけでもたくさんあります。

前述の「少額で分散投資ができる」というのは、実際に複数の銘柄に投資をするのではなく、「市場の平均値に投資ができる」というのが正式な理由です。

ETFの話とは少し離れますが、投資初心者の方はやはり指数(インデックス)投資から始めるのが無難です。

投資初心者に指数投資がおすすめな理由①

第一の理由は「分散投資しやすい」という点です。
株価は、企業の業績や市場の需要などに応じて決まります。
その中には、値動きが安定している銘柄もあれば、売買タイミングの見極めが難しい値動きの大きな銘柄もあります。

値動きの大きさを安定させる方法として、複数の銘柄を購入することで値動きを平均化する「分散投資」があります。
ですが、投資初心者の人がいくつもの銘柄を選ぶのは大変です。

だからこそ、シンプルに市場全体に投資ができる指数がおすすめなのです。

手軽に分散投資ができる
投資初心者に指数投資がおすすめな理由②

第二の理由は、「自浄作用」です。
そもそも指数に組み込まれているのは、厳しい上場の条件を満たしている企業ばかり。
株価や業績が大きく落ち込んでしまった企業は、上場が取り消されたり、指数のラインナップから外されたりします。

つまり、個別株のように自分で値動きを確認して売買をしなくても、ある程度の自浄作用が期待できるのです。

指数の自浄作用

そして何より、自分が何に投資をしているのかが明確な点は大きな魅力です。

例えば、日経225のように国ごとの市場を表している指数もあれば、ヘルスケアやテクノロジーといった業界ごとでまとめた指数もあります。
※金や原油といったコモディティの価格を表すものもあります。

一般的にETFは、銘柄にもよりますが数千円~数万円程度で投資ができます。

例えば、日経225に組み入れられている銘柄に投資をする場合、組入上位の5銘柄だけで1,000万円近い資金が必要になります。
ですが、日経225に連動するETFであれば、30,000円程度から購入が可能です。

個別株の投資対象は、国内だけでも2,000銘柄以上もあり、分析し続けるのは、プロの投資家でも簡単ではありません。
だからこそ、ETFには投資初心者の人にとって嬉しいポイントがたくさんあるのです。

個別株投資と比較した場合のメリット
●少額で手軽に分散投資ができる
●綿密な銘柄分析をしなくても良い
●細かく売買をしなくても良い

もちろん、「この銘柄に投資したい!」という方は、個別株を始めるべきですが、もし「投資先が決まっていない」「はじめは少額で」「値動きは大きくない方が良い」という場合には、ETFの活用も検討してみましょう。

こちらの記事もぜひ!


ぱん
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