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海外投資の大敵・為替リスクを抑える!トライオートETFのキホンを解説①
2022年12月07日
海外投資の大敵・為替リスクを抑える!トライオートETFのキホンを解説①

コロナ禍で加熱した海外株ブームですが、同時に歴史的な円安に、買うタイミングに悩まれた方も多いのではないでしょうか。
さらには直近の急激な円高。

魅力的な海外株投資ではありますが、為替の変動は投資家にとっての悩みの一つかもしれません。

そこで今回は、為替リスクを抑えて海外投資ができるインヴァスト証券さんの「トライオートETFについてご紹介します。

その前に……海外投資のメリットを確認しよう
海外株を探す際のハードルを取り除くのがETF
トライオートETFのしくみ
トライオートETFのコストや配当は?
トライオートETFの取引画面は?
トライオートETFは為替の変動に強い!
<メリット1>日本円を両替する手間が省ける
<メリット2>トライオートETFは為替変動リスクを軽減
まとめ

本記事には一部、アフィリエイト広告を含みます。


そもそも、海外投資にはいくつものハードルがあるのに、それでも多くの投資家が注目する理由———それは、力強い株価の上昇にほかなりません。

こちらはiPhoneやMacで有名な米国のアップル社(APPL)の過去10年間の値動きです。

米国アップル社の過去10年の値動き
米国アップル社の過去10年の値動き(2012年12月~2022年11月)

2022年は紛争による流通の停滞や物価高などによる乱高下のインパクトは大きいものの、過去10年では7倍の成長を見せています。

海外の企業は日本企業と比較して、より投資家を重視する傾向にあり、テンバガーと呼ばれる10倍以上の大きな値上がりをする銘柄もちらほらと見受けられます。

GAFAMのような有名な企業であれば、日本でも多くの投資家やメディアが情報を提供していますが、将来10倍以上の価格になる株を日本にいながら探すことは難しいかもしれません。

そこで手軽に海外に投資できる方法がETFです。
ETFは、指数に連動する値動きをするように設計された商品で、複数の銘柄にまとめて投資をするのと同じ効果を持つため、少額で分散投資が可能です。

また保有期間中のコストが投資信託よりも安いため、長期投資にも向いています。

もちろん、個別の有望株を発見する方が利益は大きいですが、分析の手間やリスク分散などを考えると初めての海外投資にはETFが良いと思います。

実際、米国の代表的な指数であるS&P500は過去10年で2.9倍、話題のナスダック100も過去10年で4.5倍の成長を見せています。

トライオートETFは「ETF」とうたっていますが、正確な商品性としては「ETFに投資をするCFD取引」です。

CFDはFXなどと同じ「差金決済取引」で、トライオートETFは投資対象が為替でなくETFになります。
少し難しそうに思えますが、実はCFDならではのメリットがたくさんあります。

取引に関するコストなどは投資家にとっての最重要関心事項です。トライオートETFのコストや配当を一般的なETFの取引と比較してみましょう。

トライオートETF ETF(現物取引)
入金時手数料 金融機関による
※即時入金は無料
金融機関による
両替手数料 なし あり
※東証上場ETFは無し
信託報酬 あり あり
取引手数料 なし あり
※金融機関による
スプレッドコスト あり なし
金利調整額 あり なし
配当金 あり
(配当金相当額)
あり

このように、トライオートETFには一般的にかかりやすい取引手数料や両替手数料は無いものの、特有のコストが発生します。
その点には要注意ですが、それでも現物取引の手間やコストと比較すると、個人的にはオトクだと感じます。

トライオートETF

今回は自動売買をしない一般的な購入方法「マニュアル注文」について説明します。
トライオートETFの画面は、一般的な株取引の画面とは異なり、FX取引の画面のように「売値」と「買値」が表記されています。

①自分が購入したい銘柄を選択し、注文方法を選びます。
②発注数量を決めます(マニュアル注文は10口から)。
③「買い」から入るか「売り」から入るか決定します。

トライオートETFのPC取引画面
トライオートETFのPC取引画面
※画面はあくまでイメージです。取引環境により変わります
トライオートETFのSP取引画面
トライオートETFのSP取引画面
※画面はあくまでイメージです。取引環境により変わります

FX取引をしたことがある人であれば、とてもなじみ深い画面かも知れません。
また、「売り」注文から入れる点もCFDならではの注文方法と言えます。

冒頭からトライオートETFは為替変動に強い、とお伝えしました。その理由を説明します。

一般に海外株を取引する場合には、日本円を上場している証券取引所の通貨に両替をしてから取引をする必要があります。

トライオートETFはCFDで取引をするため、現物取引のように日本円を現地通貨に両替する手間が省けます。

トライオートETFと加害株の現物取引の流れの違い

上図の通り、両替自体の手間や両替手数料が省けるほか、為替の動きでタイミングを計る必要もありません。
また全て日本円で管理ができるため全体の損益も見通しやすく、一つの口座で国内から海外までさまざまなETFに投資ができるのも大きな魅力と言えます。

海外ETFを始める際の大きなリスクの一つとして「為替変動リスク」があります。
前述の通り、海外ETFを取引するためには現地通貨への両替が必要なため、例えばETF自体が値上がりしても、日本円に戻した際に損失が出る可能性があるのです。

トライオートETFはFXなどと同じ「差金決済取引」です。FXというとハイリスクなイメージがありますが、「値動きしている部分についてのみ為替の影響が発生する」ため、為替リスクの軽減が可能なのです。

トライオートETFの為替の影響のイメージ

現物取引との違いについて、数値でも比較してみましょう。

<計算の条件>
元本:100,000円
1米ドル=100円の時に1,000米ドルの米国株を購入

現地通貨で200ドルのプラスが出た場合
現地通貨で200ド米ルのプラスが出た場合
※手数料等は考慮していません

現物取引の場合、株が200ドルのプラスになったにも関わらず、円高になった場合には日本円でマイナスになってしまいます。

トライオートETFでは株価がプラスであれば、円ベースでも必ずプラスを出すことができるのです。

現地通貨で200米ドルのマイナスが出た場合
現地通貨で200米ドルのマイナスが出た場合
※手数料等は考慮していません

株が200米ドルのマイナスになった場合、円安が進むと現物取引の方がマイナスが少なくなる可能性がありますが、全体的にトライオートETFの方が為替によるマイナスの影響は小幅となります。

今回は、海外投資の大敵である為替の手間やリスクを抑える点にフォーカスをして「トライオートETF」をご紹介しました。

そもそもETFは、企業の株価などをベースとしているため、健全な経済環境であれば中長期ではプラスになりやすい仕組みになっています。
だからこそ、「トライオートETF」の為替変動リスクを軽減する仕組みが生きてきます。

トライオートはFXにも投資ができますが、細かいトレードや相場を読むのが苦手な方は、長期単位では上昇相場になりやすいETFの方がおススメかと思います。

トライオートETF

※今回の記事の数字や計算には、それぞれ金利、手数料、配当、税金などを考慮していません。あくまでイメージです。

※チャート画像については、TreadingViewさんを使用しました。

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ぱん
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