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ETF
はじめてのETF②取引で気を付けること
2022年11月29日
はじめてのETF②取引で気を付けること

前回の記事で、ETFの特徴や投資初心者にとってのメリットについて整理しました。

個別株投資と比較した場合のETFのメリット
●少額で手軽に分散投資ができる
●綿密な銘柄分析をしなくても良い
●細かく売買をしなくても良い

今回は実際にETFを取引をするときに気を付けることを見ていきましょう。

ETFにはどんな手数料がかかるの?
株とETFと投資信託の手数料の比較
ETFの取引方法は?
デメリットは自動で積立投資ができないこと
ETFには国内ETFと海外ETFがある
国内ETFの特徴
海外ETFの特徴
NISAやiDeCoには対応しているの?
まとめ

ETFには投資信託と同じく2つの手数料がかかります。

●取引手数料:ETFを購入・売却するときにかかる手数料(基本的には株取引と同じ手数料設定)
●信託報酬:ETFを保有している期間に運用などにかかる手数料(一般的には投資信託よりも安い)

ここで、株、ETF、投資信託のそれぞれの手数料について整理してみましょう。

株、ETF、投資信託の手数料・コストについて

ETFの「信託報酬」は、同じ指数に投資をする場合、インデックスファンドよりも安いことが多いので、長期で持つ場合にはインデックスファンドよりもETFがおすすめです。

一方で、取引手数料がかかるので、細かく売買をしたい人は投資信託の取引手数料とどちらが高くなるのか確認する必要があります。

取引所に上場しているので、現物株取引を扱っている証券会社であれば同じような手順で取引ができます。
※銀行などでは取引ができません。

狙った価格で注文できる「指値」取引や、株を売りから注文したりレバレッジをかけて取引したりできる「信用取引」でも投資ができます。

「分散投資」と並んで投資初心者の人におススメの投資法としてよく聞くのが、「積立投資」です。
定期的に定額で同じ銘柄を購入することで、購入価格を平均化できることから、「買い時」が分からない人におススメと言われています。

しかし、ETFを含む現物株取引は、投資信託と違い自動で積み立てをするしくみがありません。
この点は、ETFのデメリットと言えます。

もちろん、自分で定期的に取引をすることで解決はできます。
また、最近はETFの自動つみたてができるサービスを提供している証券会社もあるようです。

ETFには大まかに国内ETFと海外ETFがあります。

国内ETFと海外ETFの違いまとめ

日本の証券取引所に上場しているETFのことです。

●日本株と同じように取引ができる(=日本円で取引ができる)
●取引できる時間は、日本の証券取引所が開いている時間
●国内の証券取引所に上場している「海外の指数に投資するETF」もある

海外の証券取引所に上場しているETFのことです。

外貨で取引するため資金両替が必要
●日本株などの口座とは別に、外国株の口座を開く必要がある
●取引できる時間は、該当する証券取引所が開いている時間
●銘柄数やバリエーションが多い

このように、海外ETFに投資をする場合には、資金を外貨に両替したり、外国株用の口座を開設したりといったステップが入ります。

投資を始めるにあたって、NISAやiDeCoといった非課税制度を活用したいと考える人もいるでしょう。
そこで、株、ETF、投資信託でそれぞれの対応状況を整理してみます。

株、ETF、投資信託のNISAやiDeCoの対応表

つみたてNISAにはかろうじて対応していますが、取引ができる銘柄数はほんのわずかです。
ETFを積立投資できるというメリットはあるものの、幅広くETFを検討したい場合にはNISAを選択するのが良さそうです。

初心者にとってメリットの多いETFですが、実際に取引をする場合には、注意が必要です。

取引をする際に注意するポイント
●証券会社で株の口座を開く必要がある
●2つの手数料が発生する
●自動の積立投資ができない
●つみたてNISAの対象が少ない

初めての取引の場合には、これらのポイントに気を付けながら始めてみましょう。

こちらの記事もぜひ!


ぱん
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