マネー探検隊が行く!

投資から節約、生活の知恵まで幅広く扱うマネーサイト

投資
高配当銘柄を探すのは大変そうだから高配当ファンドを調べてみた
2023年11月17日
高配当銘柄を探すのは大変そうだから高配当ファンドを調べてみた

株式投資でもらってうれしいものの一つが配当金です。せっかくなら配当利回りが高い銘柄に投資したいけれど、個別に探していくのは大変そうだな、資金もかかるし……と思い、高配当が期待できる投資信託を探してみました。
※情報は、2023年10月末のものです。

高配当/好配当ファンド、どうやって選択する?
1.日経平均高配当利回り株ファンド
2.日本好配当リバランスオープン
3.NZAM 日本好配当株オープン(3カ月決算型) 『愛称:四季の便り』
まとめ

まず、日本株に投資している投資信託で商品名に「高配当/好配当」とうたっているものをピックアップ。さらに長期投資を意識して、騰落率(1年)30%以上かつ騰落率(3年)が80%以上という条件を加えてスクリーニングしたところ、3つの投資信託が見つかりました。いずれも新NISAの成長投資枠の対象です。

今回調べた中で、信託報酬が0.693%と一番低かったのがこの投資信託です。日経平均株価採用銘柄の中から、予想配当利回りの上位30の銘柄に投資を行います。
騰落率は1年で36.92%、3年で103.13%。予想配当利回りは4.1%です。

組入れ銘柄

1 川崎汽船(海運業)
2 三菱UFJフィナンシャル・グループ(銀行業)
3 三井住友フィナンシャルグループ(銀行業)
4 日本郵政(サービス業)
5 みずほフィナンシャルグループ(銀行業)
6 商船三井(海運業)
7 ソフトバンク(情報・通信業)
8 日本たばこ産業(食料品)
9 日本製鉄(鉄鋼)
10 武田薬品工業(医薬品)

ファンドの詳細はこちら

この投資信託は、日経平均500種に採用されている銘柄の中から予想配当利回りの高い70銘柄程度を組み入れています。上位組み入れ銘柄だけ見ると、建設業が多めの印象です。
信託報酬は0.913%と、日経平均高配当利回り株ファンド同様1%を切っています。騰落率は1年36.92%、3年が103.13%、予想配当利回りは4.19%です。気になる点としては償還日が無期限ではないことです。とはいえ期限は2045年1月6日なので、まだまだ先ではあります。

組入れ銘柄

1 石油資源開発(鉱業)
2 安藤・間(建設業)
3 長谷工コーポレーション(建設業)
4 西松建設(建設業)
5 熊谷組(建設業)
6 積水ハウス(建設業)
7 エクシオグループ(建設業)
8 MIXI(サービス業)
9 パーソルホールディングス(サービス業)
10 アウトソーシング(サービス業)

ファンドの詳細はこちら

この投資信託は、国内の株式の中から予想配当利回りが高いと判断される銘柄を中心に、株価の割安度などにも考慮して投資。年4回の分配金を目指しています。
信託報酬は1.056%。騰落率は1年が38.5%、3年が111.37%、予想利回りは3.85%です。ただし販売しているのは農林中央金庫のみとなっています。また換金時に信託財産留保額がかかります。

組入れ銘柄

1 三井住友フィナンシャルグループ(銀行業)
2 本田技研工業(輸送用機器)
3 三菱UFJフィナンシャル・グループ(銀行業)
4 神戸製鋼所(鉄鋼)
5 ソフトバンク(情報・通信業)
6 SOMPOホールディングス(保険業)
7 大和ハウス工業(建設業)
8 MS&ADインシュアランスグループホールディングス(保険業)
9 日本製鉄(鉄鋼)
10 住友電気工業(非鉄金属)

このファンドの詳細はこちら

騰落率の高さや信託報酬のコストでは「日経平均高配当利回り株ファンド」に軍配が上がりますが、予想配当利回りでは「日本好配当リバランスオープン」も捨てがたいところです。長期投資という視点からすると、信託期間が無期限となっている「NZAM 日本好配当株オープン(3カ月決算型) 『愛称:四季の便り』」も候補になるものの、換金時に費用が掛かること、販売会社が限られているというハードルがあります。
騰落率や予想配当利回りは変動していくので、別の投資信託が候補になる可能性もあります。もう少し定期的にデータをチェックしながら選別したいなと思いました。

ヒヨコマメ
ヒヨコマメ

関連記事

広告