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ETF
選ぶだけ!海外ETFを自動売買!トライオートETFを解説②
2023年02月21日
選ぶだけ!海外ETFを自動売買!トライオートETFを解説②

海外投資を始めたいけれど、なかなか踏み出せないという方は多いと思います。

前回の記事では、海外投資の魅力を改めて紹介しながら、大きなハードルである為替のリスクを抑えながら海外投資ができるトライオートETFのしくみと魅力についてご紹介しました。

今回は、トライオートETFならではの魅力にフォーカスしながら、銘柄選びから自動売買までをご紹介します。

トライオートETF
投資先が分かりやすい
CFDならではの取引ができる
自動売買ができる
自動売買の種類
「セレクト」の基本的な取引プログラム
さらに発展した「セレクト」プログラム
「セレクト」を選ぶ際のポイント
まとめ

本記事には一部、アフィリエイト広告を含みます。


前回、海外投資を手軽に始める方法の一つとして、ETFをご紹介しました。
ですがこのETF、実は日本の東京証券取引所だけでも280銘柄以上が上場しています(2023年2月時点)。
これは一つの指数に対して、複数のETF商品が設定されているためです。
例えば、日経225に投資できるETFは東京証券取引所に9本も上場しています。それぞれ、手数料の設定や運用手法が異なるため、同じ指数に投資をしても収益は変わってきます。

もちろん個別株を選ぶより簡単ですが、単純に投資してみたい指数を選べばよい、というわけにはいかないのです。
その点、「トライオートETF」はすでに投資銘柄が資産ごとに厳選されています。

取引所 Ticker 銘柄名(正式) 銘柄名(短縮) 最低
購入口数
必要
証拠金
東証 1306 TOPIX連動型上場投資信託 TOPIX連動ETF 100 ¥50,000
東証 1321 日経225連動型上場投資信託 日経225ETF 10 ¥57,000
東証 1357 (NEXT FUNDS) 日経ダブルインバース上場投信 日経Wインバ 10 ¥5,000
東証 1570 (NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ上場投信 日経レバ 10 ¥29,000
NASDAQ ACWI iシェアーズ MSCI ACWI ETF MSCIワールド 10 ¥25,000
NYSE ARKK ARK イノベーション ETF 破壊的イノベーション 10 ¥12,000
NYSE FAS Direxion デイリー米国金融株ブル3倍 ETF 金融株トリプル 10 ¥24,000
NYSE FXI iシェアーズ 中国大型株 ETF 中国代表株50 10 ¥9,000
NYSE GLD SPDR® ゴールド・シェア SPDRゴールド 10 ¥46,000
NYSE HEDJ ウィズダムツリー・欧州・ヘッジド・エクイティ・ファンド EU大型株ヘッジ 10 ¥22,000
NYSE HYG iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債ETF 高利回り社債 10 ¥21,000
NYSE IWD iシェアーズ ラッセル1000バリューETF 大型バリュー株 10 ¥43,000
NYSE IWM iシェアーズ ラッセル 2000 ETF 小型株 10 ¥52,000
NYSE LQD iシェアーズ iBoxx米ドル建て投資適格社債ETF 投資適格社債 10 ¥29,000
NASDAQ QQQ パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ ナスダック100 10 ¥83,000
NYSE SLV iシェアーズ シルバー トラスト シルバー 10 ¥6,000
NYSE SPY SPDR® S&P 500® ETF S&P500ETF 10 ¥112,000
NYSE SSO プロシェアーズ ウルトラS&P500® S&P500ダブル 10 ¥14,000
NASDAQ TQQQ プロシェアーズ ウルトラプロQQQ ナスダック100トリプル 10 ¥7,000
NYSE USO WTI原油連動ETF 原油ETF 10 ¥19,000
NYSE VWO バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF バンガード新興国株 10 ¥11,000
CBOE VXX S&P500 恐怖指数連動 ETN 恐怖指数ETN 10 ¥5,000
NYSE XLE エネルギー・セレクト・セクター SPDR®ファンド エネルギー株 10 ¥24,000
NYSE XLF 金融セレクト・セクター SPDR®ファンド 金融株 10 ¥10,000
NYSE XLI 資本財セレクト・セクター SPDR®ファンド 資本財株 10 ¥28,000
NYSE XLK テクノロジー・セレクト・セクター SPDR®ファンド テクノロジー株 10 ¥39,000
NYSE XLP 生活必需品セレクト・セクター SPDR®ファンド 生活必需品株 10 ¥20,000
NYSE XLU 公益事業セレクト・セクターSPDR®ファンド 公益事業株 10 ¥19,000
NYSE XLY 一般消費財セレクト・セクター SPDR®ファンド 一般消費財株 10 ¥42,000

※2023年2月16日時点


いずれも一定の純資産総額を持ち、取引に十分な流動性を持った銘柄ばかり。

特に取引画面では正式な銘柄名でなく【銘柄名(短縮)】の表記がされているので、自分が投資する対象がイメージしやすいのもうれしいポイントです。
また、「ARK イノベーション ETF」や「S&P500 恐怖指数連動 ETN」などの近年話題の銘柄も追加されています。

表の右列にある金額は、マニュアル購入の際に必要な「最低必要証拠金」です。
ただし、もちろん相場によって評価額は変わりますから、ゆとりを持った資金を準備する必要があります。

前回も説明をしましたが、「トライオートETF」はCFD(差金決済)取引です。
CFDの大きなメリットの一つとして、少ない資金でも大きな取引ができるレバレッジ取引があります。

トライオートETFでは、証拠金倍率(レバレッジ)一律5倍で取引が可能です。

長期的に見れば値上りしやすい性質を持つETFではありますが、もちろん銘柄によってはそれに当てはまらないものもあります。

たとえば、「日経平均株価指数」などは長らくレンジ相場で行ったり来たりを繰り返しています。また、さまざまな経済状況によって相場観が変わる「金」「原油」などのコモディティも、単純に上昇していくとは言えない相場です。

さらに、アメリカ市場に上場しているETFの取引時間は、日本時間の23:35~翌6:00(サマータイム期間22:35~)のため、専業のトレーダーでなければ細かく取引をすることは難しいでしょう。

そんな時に使えるのか、この自動売買の機能です。

自動売買には大きく2つの種類があります。

ビルダー:自分で銘柄や注文方法を設定する。
セレクト:すでに設定された自動売買の方法を活用する。

ビルダーは、すでにある程度の取引経験やすでにFXなどの自動売買をやったことがある方向けの機能です。
初めての方は、まずは「セレクト」で自動売買に挑戦してみましょう。

セレクト機能には、相場の特徴に合わせて5つの基本プログラムを利用できます。

プログラム名 特徴 向いている相場 対象銘柄
追尾 とてもオーソドックスな注文ロジック。
一定のレンジ幅に、各設定値が同一の
連続注文を複数仕掛ける。
もみ合い相場や
レンジ相場に強い。
TOPIX連動ETF、資本財株、テクノロジー株、EU大型株ヘッジ、生活必需品株、
S&P500、ナスダック100、日経レバ、一般消費財株、日経225、公益事業株、
大型バリュー株、小型株、高利回り社債、MSCIワールド、バンガード新興国株、
金融株、投資適格社債、SPDRゴールド、エネルギー株、中国代表株50
スリーカード 設定の異なる自動売買3タイプを
組み合わせた設定。
上昇または下落のトレンド
が生じた局面に向いている
テクノロジー株、一般消費財株、ナスダック100、S&P500、MSCIワールド、
日経レバ、生活必需品株、資本財株、破壊的イノベーション、小型株、
公益事業株、EU大型株ヘッジ、日経225、TOPIX連動、バンガード新興国株、
金融株、投資適格社債、エネルギー株、SPDRゴールド、中国代表株50
カウンター 相場下落時でも下落幅に応じてレンジを捉え、
下落後の相場で一定の取引を目指すよう異なる
複数のカウンター値が設定されている。
下落相場で力を発揮 テクノロジー株、ナスダック100、一般消費財株、資本財株、S&P500、
MSCIワールド、大型バリュー株、小型株、日経レバ、EU大型株ヘッジ、
公益事業株、日経225、SPDRゴールド、破壊的イノベーション、シルバー
ヘッジャー フォロー値の異なる買い注文が上昇相場を
追いかけて利益を狙う設定。
ただし、大きな下落局面では売注文を仕掛ける。
上昇相場を想定しながら、
万が一の下落に備えたい
ときに活用
テクノロジー株、ナスダック100、一般消費財株、S&P500ダブル、
S&P500ETF、小型株
ショート 設定されたレンジ幅の中で、売注文でエントリー。
各銘柄の変動率に応じて、
利確幅が調整されるように設計されている。
相場が下がる局面で
利益を狙うときに活用
ナスダック100トリプル、金融株トリプル、ナスダック100、
MSCIワールド、S&P500ダブル、小型株、テクノロジー株

例えば、【ナスダック100_ヘッジャー】は、「ナスダック100」を「ヘッジャー」のプログラムを使用して取引します。

CFD取引ならではの「売」注文を活用したプログラムがあるのも面白いですね。

トライオートETF-自動売買-セレクト取引画面
トライオートETF-自動売買-セレクト取引画面

取引画面上では、「追尾」「スリーカード」「カウンター」は「ロング」のタブにまとめられています。

それぞれのプログラムのさらに詳しい情報や取引イメージはこちら

基本プログラムのほかに、面白いプログラムが設定されています。

ハイブリッド

複数の資産に分散投資する設定になっているプログラム。収益機会獲得の増加やリスク分散が期待されます。

ストラテジスト

4名の有名ストラテジスト(山中康司氏、志摩力男氏、細田哲生氏、江守哲氏)が監修したプログラムです。成績もそうですが、投資哲学が合っている人がいれば、ストレスが少ないかも。

認定ビルダー

「自動売買について知見のある有名トレーダー」や「トライオートで優秀な成績をおさめている選ばれし一般個人投資家」が作成したプログラムです。

著名なストラテジストや成績優秀な投資家の手法をクリックするだけで活用できるのは手軽で良いですね。

実際に自動売買のプログラムを選ぶ際に、取引画面上では以下のようにシミュレーションによる「収益率」「評価」を確認することができます。

また、特に銘柄やプログラムが定まっていない場合は、リターン順、バランス順、低リスク順、人気順などで並び替えも可能です。

トライオートETF-自動売買-セレクトの選ぶ時のポイント
トライオートETF-自動売買-セレクトの選ぶ時のポイント

カートに追加を押すと、「必要証拠金」「推奨証拠金」が確認できますので、取引をする際の目安にしましょう。
推奨証拠金は、過去の相場状況を鑑みて相場変動リスクを考慮した運用資金の目安です。

ちなみに、通常の注文は10口から(銘柄による)の取引ですが、自動売買は1口から可能です。

トライオートETF-自動売買-注文画面
トライオートETF-自動売買-注文画面

予め成果をシミュレーションしたり、必要な資金の目安が明示されるのは有難いですね。

今回は、具体的に投資できるものや必要になりそうな資金などについてみてきました。

簡単にメリットをまとめてみると、

少ない資金で国内外の代表的なETFに投資ができる
夜間取引にも役立つ自動売買を選ぶだけで手軽に始められる
資金管理の目安を立てやすい

といった点が挙げられます。

特に「自動売買」については不慣れな人も多いと思いますが、少し勉強をするだけで強い味方になってくれます。

例えば、相場が突然動くことで慌ててしまい、自分で決めたルールを破って結果的に損失になってしまうのはよくあることです。
「自動売買」は、一定の余裕資金を持ちながらシステムにおまかせすることで、そういった「慌てて取引」を回避することができます。

さて前回と今回で、「トライオートETF」の主なメリットをご紹介しました。

今後は、各銘柄の特徴などを少しずつご紹介できればと思います。

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