- あなたは大丈夫?金融リテラシーチェック!<初級編>
- 2023年03月31日
お金に関する知識やスキルがあるかどうかは、将来の経済的な安定や幸福に大きく影響すると言われています。しかし、2022年に金融広報中央委員会が金融知識に関する調査をした結果、日本は米国やイギリスなどの先進国に比べ金融に関する知識があまり身についていないことがわかりました。そこで本記事では、金融リテラシーに関する問題を5問用意しました。問題は初級レベルになりますので、ぜひ自分の金融リテラシーを理解するためにもチャレンジしてみてください。
金融リテラシーとは
金融リテラシーとは、お金にかかわる金融や経済に関する知識や判断力を指します。金融リテラシーを身につけることで、自分のお金の使い方や投資の方法を適切に選択できるようになります。その結果、経済的な安定や幸福につながることが期待できます。
また、金融庁は最低限身に付けるべき金融リテラシーとして、「家計管理」「生活設計」「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」「外部の知見の適切な活用」の4つの分野をあげています。
日本は金融リテラシーが低い!?
金融広報中央委員会は18歳以上の個人の金融リテラシー(お金の知識・判断力)の現状を把握するために実施したアンケート調査「金融リテラシー調査 2022年」を公開しています。その結果は、日本は米国やドイツ、フランス、イギリスに比べて正解率が少し悪い結果となっています。
また、「株式」「投資信託」「外貨預金・外貨MMF」の3商品全てに投資したことはありますか、の質問に対して日本は3商品への投資なしが56.7%、1~2商品に投資ありが30.4%、3商品全てに投資ありが12.9%になっています。
もっと詳細について知りたい方はこちらから!
あなたの金融リテラシーはどう!?
あなたはご自身の金融リテラシーの高さについてどう思っていますか?自分の金融リテラシーを理解するために全部で5問、問題を用意しました。ぜひ挑戦してみてください。
問1:債券の利回りが下がると、金利価格はどうなる
A:値上がりする B:値下がりする C:変わらない
問2:日経平均株価は何社の株価から算出されているでしょうか
A:15 B:100 C:225 D:315 E:500
問3:EUの本部が置かれている都市はどこ
A:パリ B:ロンドン C:ブリュッセル D:ベルリン E:ヘルシンキ
問4:ミーム株はどういった銘柄を指しているでしょう
A:SNSなどで大きく注目が集まり、短期間で急激に株価が上昇した銘柄 B:最先端技術を有する企業の銘柄 C:医療関連銘柄全般 D:時価総額100億円以下の銘柄全般 E:AI関連銘柄全般
問5:ある国がスタグフレーションの状況にある場合、その国はどうなっている
A:物価が上昇し、失業率が上がる B:物価が下落し、失業率が下がる C:物価が下落し、失業率が上がる D:物価が上昇し、失業率が下がる
答えはこちら
金融・経済に関する5問のテストはいかがでしたでしょうか。ぜひ回答を見て答え合わせをしてみてください。
問1:債券の利回りが下がると、金利価格はどうなる
A:値上がりする B:値下がりする C:変わらない
答えはAになります。
債券の利回りと金利は逆の動きをするシーソーの関係になっています。つまり、金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がります。
問2:日経平均株価は何社の株価から算出されているでしょうか
A:15 B:100 C:225 D:315 E:500
答えはCになります。
日経平均株価とは、日本経済新聞社が算出する東京証券取引所プライム市場に上場している225銘柄の平均株価指数です。
問3:EUの本部が置かれている都市はどこ
A:パリ B:ロンドン C:ブリュッセル D:ベルリン E:ヘルシンキ
答えはCになります。
EUの本部はベルギーのブリュッセルにあります。ベルギーのブリュッセルにEUの本部がある理由は、ベルギーはヨーロッパの中央部にあり、またベルギーは複数の言語を公用語にしているなど様々な特徴があるのが理由とされています。
問4:ミーム株はどういった銘柄を指しているでしょう
A:企業の業績とは関係なく、SNSなどで拡散されて短期間で株価が急上昇した銘柄 B:最先端技術を有する銘柄 C:医療関連銘柄全般 D:時価総額100億円以下の銘柄全般 E:AI関連銘柄全般
答えはAになります。
ミーム株とは企業の業績に関係なくSNSなどで様々な情報が拡散された結果、投資家から大きく注目が集まり、短期間で急激に株価が上昇した銘柄を指します。
問5:ある国がスタグフレーションの状況にある場合、その国はどうなる?
A:物価が上昇し、失業率が上がる B:物価が下落し、失業率が下がる C:物価が下落し、失業率が上がる D:物価が上昇し、失業率が下がる
答えはAになります。
スタグフレーションは不況で賃金が上がらないにもかかわらず、物価が上昇するという現象のことです。
まとめ
今回は、金融リテラシーの重要性と日本の金融リテラシーが低いという現状について少し触れ、金融リテラシーに関する問題を5問用意してみました。金融リテラシーとは、金融や経済に関する知識や判断力を指し、金融リテラシーを身につけることで経済的な安定や幸福につながることが期待できます。マネー探検隊には投資に関する記事がたくさんありますので、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。
- シャケ男
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