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ところで…「投資信託」って何? #1
2021年10月01日
ところで…「投資信託」って何? #1

「低金利」「2000万円問題」など、将来のお金について考えさせられる機会が増えてきました。そんな時、よく見かけるのが「投資信託」という商品です。
いったい投資信託って何なのか? ちょっとまとめてみました。

投資信託とは?
お金の流れは?
投資信託のメリットとデメリットは?
まとめ

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ところで…「投資信託」って何? #2

ざっくりいうと、複数の株式や債券などが1つのパッケージになっている金融商品です。複数の投資家から集めたお金を元手に、資産運用のプロ(運用会社)が株や債券、リートなどに投資する仕組みとなっていて、「ファンド」「投信」などとも呼ばれます。

投資家は、販売会社を通して投資信託を購入します。その購入代金は受託会社で管理され、運用会社がどこに投資するか指図して投資します。そこで得た収益が投資家に配分されます。

投資信託のメリット

1.少額から始められる

その昔は1万円からしか購入できませんでしたが、最近は楽天証券やSBI証券のように100円から購入できる販売会社もあります。また提携のポイントを使って購入できる場合もあります。いずれにしても、まとまった元手がなくても少額から気軽に始められるのが最大のメリットです。

2.分散効果がある

手元の資産をひとつの銘柄に集中して投資した場合、その銘柄の価格が下落したら資産も連動して同じようにマイナスになってしまいます。
もし複数の銘柄に分散して投資したら、ひとつの銘柄の価格が下落してもそれ以外が下落しなければ大きなマイナスにはなりません。これが分散効果です。

投資信託はそれひとつで複数の株式や債券に投資しているため、投資信託を購入するだけで分散効果が期待できます。

3.プロが選んでくれるので、自分で個別銘柄の分析は不要

投資先を選別するのに欠かせないのが投資対象の銘柄分析です。個人でデータを収集して分析するのは時間と労力が必要です。まして海外企業となると、言語の壁もやってきます。よほど投資が好きでない限り、大きな負担となるでしょう。

投資信託の場合、こうした作業を投資のプロが専門家の視点から行い、銘柄を選定してくれます。実際どの銘柄に投資しているかを知りたいなら、運用会社が開示している運用報告書や月次レポートなどを見ればわかります。

4.個人が投資しづらい投資先にも気軽に投資できる

投資信託はそれぞれの投資家から集めたお金が積もり積もって大金となるので、投資金が潤沢にあります。だから、まとまったお金がないと投資できないような投資先にも、投資が可能となります。

またコモディティーや不動産、海外株式など、投資先として魅力でも個人で投資するにはハードルが高い、あるいは手続きが面倒な投資先も気軽に投資できます。

投資信託のデメリット

1.投資元本が割れる可能性がある

投資信託は株式や債券に投資をするため、それらの値動きによって投資信託の金額である「基準価額」が変動します。その結果、投資元本を割れてしまう可能性があります。

ちなみに、投資では変動する値動きの幅のことを「リスク」といいます。リスクが大きいということは値動きが大きいという意味で、大きく増える可能性もある半面、大きなマイナスになる可能性もあるということです。一方リスクが小さいということは、値動きが小さいという意味です。大きく増える可能性はないですが、大きなマイナスになる可能性も小さくなります。

2.株式投資のように、タイムリーに売買できない。

投資信託の値動きを見て「いま買いたい(売りたい)」と思っても、すぐ売買することができません。また売買時に適用される基準価額は買付(売却)完了後に通知されますので、株式投資に慣れている人にとってはもどかしく感じるかもしれません。

3.手数料がかかる

投資信託の手数料については、別の記事にまとめています。

投資信託を購入するときに気になることなど#2はこちら

投資信託はそれひとつで複数の株式や債券などに分散投資ができ、少額から始められるので、まとまったお金が手元になくても気軽に始められる金融商品です。
ただし、値動きによっては元本割れとなること、タイムリーに投資ができないところを認識して投資するといいでしょう。

#2へつづく

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