- セカンド口座におすすめ?実は知られていない手数料が安いネット証券
- 2023年04月07日

資産運用を始めて「投資力」が上がってくると、「もっと手数料のお得な証券会社はないかな?」と思うことはありませんか?
実際、投資家が証券会社を選ぶ際にもっとも気にしているのが「手数料」だと言われています。
今回は、その手数料にフォーカスして、実は大手のネット証券よりも取引コストが安い「立花証券ストックハウス」と「立花証券e支店」をご紹介します。
- 大手のネット証券と手数料で比較してみた(現物取引編)
- 現物取引の1注文当たりの取引手数料比較
- 大手のネット証券と手数料で比較してみた(信用取引編)
- 信用取引の1注文当たりの取引手数料比較
- 「ストックハウス」と「e支店」も比較してみた
- 「ストックハウス」と「e支店」を比較してみた
- 「ストックハウス」の特徴は?
- 「e支店」の特徴は?
- デメリットは?
- まとめ
大手のネット証券と手数料で比較してみた(現物取引編)
大手ネット証券は利用者も多いことから、比較的手数料が安い傾向があります。
実は今回ご紹介する「立花証券ストックハウス」と「立花証券e支店」は、大手ネット証券に負けずとも劣らない手数料体系なのです。
現物取引については、こちらの記事もご覧ください。
現物取引の1注文当たりの取引手数料比較
約定金額例 |
立花証券 ストックハウス |
立花証券e支店 | 楽天証券 | SBI証券 | auカブコム証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|---|---|---|
キャンペーン など |
◆口座開設後 最大6カ月無料 |
◆口座開設後 3カ月無料 |
◆対象ETF無料 |
◆25歳以下無料 ◆対象ETF無料 |
◆25歳以下無料 ◆au割/シニア割 ほか ◆対象ETF無料 |
なし |
10万円 | 88円 | 77円 | 99円(0円) | 99円 | 99円 | 99円 |
50万円 | 264円 | 187円 | 275円(261円) | 275円 | 275円 | 275円 |
100万円 | 517円 | 341円 | 535円(468円) | 535円 | 535円 | 535円 |
500万円 | 990円 | 814円 | 1,013円(886円) | 1,013円 | 4,059円 | 1,013円 |
1,000万円 | 990円 | 869円 | 1,013円(886円) | 1,013円 | 4,059円 | 1,013円 |
※上記はすべて税込価格です。
※約定代金はあくまで一例です。上記以外にも金額設定があるので、詳しくは各社のHPをご覧ください。
※楽天証券の()内の価格は、大口優遇適用の場合の価格です。
ということで、純粋に手数料のみで比較すると、「立花証券ストックハウス」も「立花証券e支店」も、かなり安く取引ができます。
もちろん、ポイントを付与するサービスを設けたり、期間限定で手数料を下げたり、定額制度を安価に設定したりしている証券会社さんもありますので、自分の取引スタイルに応じて選ぶことが重要です。
ちなみに、「立花証券ストックハウス」も「立花証券e支店」も、口座開設後には手数料無料の期間を設けているようなので、取引ツールが使いやすいのかなど、お試しに口座を開けてみるのも良いかもしれません。
大手のネット証券と手数料で比較してみた(信用取引編)
さらにお得な手数料と噂なのが「信用取引」です。信用取引というとちょっと難しいイメージですが、実は
●短期での取引では手数料が現物よりもお得
●1日に同じ銘柄で何度も取引ができる
●FXなどのように売りからの取引ができる
●自己資金の3.3倍程度の取引で売買できる
など、とっても便利な取引ができます。
信用取引の1注文当たりの取引手数料比較
立花証券 ストックハウス |
立花証券e支店 | 楽天証券 | SBI証券 | auカブコム証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|---|---|---|
信用金利 (制度・買方) |
年2.6% | 年1.6% |
年2.8% (年2.28%) |
年2.98% (年1.34~2.68%) |
年2.8% | |
取引手数料 | 0円 | 99~385円(0円) | 99~385円 | |||
貸株料(制度) | 年1.15% | 年1.1% | 年1.15% | |||
現引・現渡 | 無料 | 550円/件 | 無料 | |||
信用取引 管理費用 |
110~1,100円 | 無料 | 110~1,100円 |
※上記はすべて税込価格です。
※()内の価格は、大口優遇適用の場合の価格です。
このように、信用取引でも手数料や諸経費がお得になるのです。
とくに「立花証券e支店」については、なんと大手証券会社の大口優遇制度のコストよりもだいぶお得な設定になっています。
大口優遇の条件は各社で異なりますが、決して簡単な条件ではないですよね。
無条件でお得に取引ができるのは嬉しいポイントです。
「ストックハウス」と「e支店」も比較してみた
「立花証券ストックハウス」と「立花証券e支店」は、創業65年以上の老舗証券会社「立花証券」のネット取引サービスです。
一つの証券会社で2つのネットサービスがあるのも珍しいですが、この二つには大きな違いがあります。
「ストックハウス」と「e支店」を比較してみた
手数料だけ見ると、圧倒的に「e支店」が良いように見えますが、どのような違いがあるのでしょうか?

「ストックハウス」の特徴は?
「立花証券ストックハウス」は、日本株のほか、投資信託や先物などを複数の投資商品を扱っています。
取引環境もリッチクライアントやアプリの用意があるので、一般的な取引環境が用意されていると言えるでしょう。
日本株取引の手数料は安いですが、投資信託の手数料は銘柄ごとにまちまちのため、その辺りは大手ネット証券の方が優位性があるかもしれません。
投資信託の銘柄のラインアップも比較的潤沢な印象です。
何よりも、口座を開設すると「会社四季報の最新銘柄レポート(週次)」を見れるのは大きいと思います。
また立花証券独自の分析レポート「立花月報」も人気のようです。
ほかにも、取引に必要な情報提供サポートが多く、電話サポートも丁寧でつながりやすいという噂も……。
じっくり投資したい派におすすめです。
「e支店」の特徴は?
あまりに手数料が安いので少し不安すらつのる「立花証券e支店」ですが、
●日本株に特化した商品展開
●取引環境も自社開発。
●徹底的に人件費を削って若干サポートが塩対応?
●情報提供といった付加価値は最小限
といった形で、コストに還元しているということです。
また、基本的な取引環境は自社開発ですが、APIを開放しているため、少し詳しい人であれば自分でプログラムを作ってシステムトレードが可能です。
さらに、アルゲンタム・コード社のフル板ツール「BRiSK Next」と連携しているため、フル板からの直接注文ができたりと、創業65年超とは思えないほどいろいろと尖りまくっています。
株の中上級者にとってはかなり興味深い環境と言えるでしょう。
デメリットは?
もちろん、デメリットもいくつかあります。
口座開設がしづらい……
郵送形式をとっているため、口座開設の申込~取引開始までが少し時間がかかります。
どちらかしか口座開設ができない……
「ストックハウス」と「e支店」の両方の口座を開くことはできません。
つみたてNISAとiDeCoに非対応
初心者の味方―――つみたてNISAとiDeCo口座の開設ができません。
ということで、若干口座開設まわりで手間取りそうです。
まとめ
今回は、なぜか同じ証券会社で2つのネット取引サービスを展開している「立花証券ストックハウス」と「立花証券e支店」をご紹介しました。
簡単に整理すると、
投資初心者~中級者は「ストックハウス」
中級者~上級者は「e支店」
と投資のレベル感によって使い分けるのが良いでしょう。
いずれのサービスも取引手数料では大手のネット証券には引けを取りませんし、口座開設後には取引手数料の無料期間があるので、手数料がお得な証券会社を探している株好きさんは、お試しで口座開設してみるのも良いのではないでしょうか?
- ぱん