ASEANの中心国家インドネシアってどんな国？

2024年04月14日

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赤道付近にある大小約1万以上の島々からなる世界最大の島嶼国家、インドネシア。ASEAN（東南アジア諸国連合）の中心国の一つでもあります。今回は、インドネシアについて調べてみました（2024年4月12日現在）。

どこにある？
通貨は？
経済は成長している？
インドネシアと言えば？
NISAで買えるインドネシアに投資できる投資信託は？

どこにある？

インドネシアの正式名称はインドネシア共和国と言います。マレー半島の南に位置する島嶼国家で、有名なのはジャワ島、バリ島、スマトラ島ですが、ボルネオ島やニューギニア島の一部もインドネシアです。総面積は約192万平方キロ―メールと日本の約5倍。人口は約2.7億人と世界第4位に位置し、そのうち生産者年齢人口（15歳～64歳）が65％以上を占めています。多くの島々に300ほどの民族が暮らす文化的にも多様な国です。
首都はジャワ島にあるジャカルタ。国民はインドネシア語を話し、イスラム教徒が8割以上を占めますが、キリスト教やヒンズー教、仏教を信仰する人もいます。

通貨は？

通貨はインドネシアルピア（IDR）です。ここのところ円安ということもありますが、インドネシアルピアも現在、最高値圏にいる模様です。

経済は成長している？

2010年～10年間は5～6％成長率を続けてきたインドネシアですが、コロナ期にマイナスとなりました。現在はコロナ前の水準に戻ってきています。

インドネシアの主要産業は、輸送機器（二輪車など）や飲食品などの製造業、パーム油やゴム、などの農林水産業、卸売・小売などがあります。またLNG、石炭、錫、石油などの鉱業も9％程度占めており、日本にとっては重要なエネルギー供給先のひとつです。

主な貿易品目

輸出：鉱物性燃料、動物・植物性油脂等、鉄鋼
輸入：機械・機械設備、鉄鋼、医療用品

主な貿易相手国

輸出：中国、アメリカ、日本
輸入：中国、日本、タイ

インドネシアと言えば？

コメの生産量が世界4位（2021年）のインドネシアにおいて、有名な米料理と言えばナシゴレンでしょう。インドネシア語でナシは米、ゴレンは炒めるという意味で、つまりは焼飯のこと。焼飯にエビせんべいや目玉焼きが添えてあります。ほかには、ミーゴレン（焼きそば）やサテ（串焼きの肉）なども有名です。料理以外では、様々な打楽器で演奏する民族音楽のガムラン、バティックというろうけつ染めのテキスタイルなどがあります。
インドネシアの世界遺産は2023年に1つ追加され、現在10カ所。中でも有名なのは、ジャワ島にあるポロブドゥール寺院遺跡群です。

名称	登録年
ボロブドゥール寺院遺跡群	1991
プランバナン寺院遺跡群	1991
コモド国立公園	1991
ウジュン・クロン国立公園	1991
サンギラン初期人類遺跡	1996
ロレンツ国立公園	1999
スマトラの熱帯雨林遺産	2004
バリ州の文化的景観：トリ・ヒタ・カラナ哲学の顕現としての スバック灌漑システム	2012
サワルントのオンビリン炭鉱遺産	2019
ジョグジャカルタの宇宙論的枢軸とその歴史的建造物群	2023

NISAで買えるインドネシアに投資できる投資信託は？

生産者人口も多く、経済成長も続けてきたインドネシア。インドネシアの株式に投資するなら、投資信託が一番利用しやすい手段でしょう。以下にインドネシアに投資できる主な投資信託を紹介します。いずれも信託期間は基本的に無期限、NISAの成長投資枠で購入できますので、興味のある方は、各商品のサイトで詳細を確認してみてください。

ファンド名	信託 報酬等 （税込）	設定日	設定来 騰落率	純資産額 （億円）
イーストスプリング・インドネシア株式(資産成長型) ＜愛称：+αインドネシア(プラスアルファインドネシア)＞	0.89%	2023年 7月31日	1.90%	13.1
(ノムラ･アジア)インドネシア･フォーカス	1.82%	2010年 12月6日	128.50%	56.1
イーストS･インドネシア株式オープン	1.84%	2009年 11月30日	124.90%	104.4

出所：外務省ほか