【ことら送金】ってなあに？～手数料０円の個人間送金！

2024年03月10日

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居酒屋で飲み代を割り勘にしたいとき、お小遣いや仕送りを家族に送りたいとき、お金を別の口座に移動したいときなど、手持ちのスマートフォンでピピっと無料で送金できたら、どんなに便利だろう、なんて思ったことはないですか？

実はそれ、2022年10月に始まった「ことら送金」のサービスを利用すれば簡単にできる時代にすでになっています。

そこで、「ことら送金」ってなあに？～手数料０円の個人間送金と題して、「ことら送金」の概要から設定方法、使い方まで、簡単かつシンプルに紹介してみましょう。

「ことら」は手数料無料の銀行間送金

まずはアプリから登録設定

実際に別の銀行口座に送金してみた！

まとめ

「ことら」は手数料無料の銀行間送金

「ことら送金」とは、ひと言でいうなら手数料無料の銀行間送金サービスのことです。

通常、別の銀行口座にお金を送る際は、必ず手数料が発生しますね。ところがこの「ことら送金」サービスを使えば、１回１円～10万円までの少額のお金なら手数料無料で簡単に送金できるようになります。しかも必要になるのは手持ちのスマートフォン１台だけ。どこでもいつでも24時間送金可能になります。

もっとも送り手と送り先の銀行が「ことら送金」に対応しているという条件は必要です。

「ことら送金」の対応銀行は2022年10月のスタート時点では、メガバンクをはじめとした20行足らずでした。しかし、その後は全国の地方銀行や信用金庫などが加わり、いまや（2024年３月現在）２８４行にまで広がっています。

すでに全国の大半の銀行がカバーされていますが、今後も対応銀行はさらに増えていく予定です。

具体的な対応銀行はこちら…

まずはアプリから登録設定

みなさんが所有する銀行口座が「ことら送金」に対応していることが確認できたなら、早速「ことら送金」に対応したアプリをダウンロードしてみましょう。

対応アプリは現在（2024年３月現在）次の通りです。

実は「ことら送金」とうい名前のアプリはありません。続々と増えている上記の各銀行のアプリから選ぶ必要がありまするが、まだないならばBank Payのアプリを選んでダウンロードしてみてください。

このBank Payのアプリなら「ことら送金」に対応するすべての銀行が利用可能です。

登録設定は基本的に簡単です。まずは以下の画面から必要事項を入力。

利用者情報の登録に続いて、免許書あるいはマイナンバーカードといった身分証明者の登録や、顔認証なども必要になりますが、すべてスマートフォンだけで完結します。通常は数時間で認証が完了するようです。

ただし、所有している銀行口座がネットバンキングのサービスにまだ登録してない場合は、その申請も必要になるようです。その場合は承認に数日が必要になるようです。

もっともこの作業さえクリアしてしまえば、送金先の銀行口座が「ことら送金」に対応さえいれば、相手先の「ことら送金」への登録は一切必要ありません。

ということは、送金先のお相手は「ことら送金」の存在をまったく知らなくても送金可能ということです。それってすごく便利だと思いませんか？

実際に別の銀行口座に送金してみた！

それでは実際に筆者の所有する三菱UFJ銀行の個人口座から、同じく筆者が所有するみずほ銀行の口座にお金を送金してみましょう。

注目してほしいのは、前者の三菱UFJ銀行の口座はBank Payのアプリに利用者登録していますが、送金先のみずほ銀行の口座は一切、アプリには登録していないことです。

まずはBank Payアプリのトップ画面の「ことら送金　残高照会」をタップします。

続いて「口座指定送信」をタップ。

送金先のみずほ銀行を検索して、支店名と口座番号を入力。送金先の名義の入力は必要ありません。

次の画面では送金先の口座の情報をきちんと確認。送金先を間違えてしまっても、キャンセルはできないそうなのでここは慎重に。

続いて送金額を入力。今回は1,000円を送金してみます。

次の画面で送金マークをタップすると、送金先口座への入金が完了！

トップ画面に戻って、履歴照会を確認すると、確かに1000円が送金されていました。

いやあ、本当にいたって簡単でした。これが手数料０円でできるというから、これまでの常識では考えられないほど画期的です。

まとめ

【ことら送金】ってなあに？～手数料0円の個人間送金、いかがだったでしょうか？

本文では送金先の口座情報は「ことら送金」への登録が必要ないと紹介しましたが、相手先口座も「ことら送金」のユーザーであるなら、なんとメールアドレス、あるいは電話番号だけでも送金可能になります。

それもこの方法なら”今晩は楽しかったね。私の割り勘分を送ります”といったメセージをつきで送金することが可能になります。

またこちらも本文では触れませんでしたが、現時点（2024年３月）では、楽天銀行や住信SBIネット銀行、ＧＭＯあおぞらネット銀行といったネット銀行には未対応です。

これらの銀行でも「ことら送金」のような無料でお金を送金したい場合はどうすればいいのか？そのあたりは、また別の機会に取り上げていきたいと思います。