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今さら聞けない!名目GDPと実質GDPの違いを解説!
2024年03月04日
今さら聞けない!名目GDPと実質GDPの違いを解説!

日本の名目GDPのランキングが、世界4位に後退したというニュースが話題ですね。
主に円安などの影響が大きいといわれていますが、そもそもGDPとは何でしょうか?
学生の頃に覚えた記憶はあるものの、記憶が曖昧になっていませんか?
今回は、改めてGDPについて解説していきます。

そもそもGDPって何?
「名目GDP」と「実質GDP」の違いって?
「名目GDP」は物価変動を考慮した数字
「実質GDP」は物価変動要因を取り除いた数字
GDPを調べる方法
IMF(国際通貨基金):WORLD ECONOMIC OUTLOOK
OECD(経済協力開発機構):Gross domestic product (GDP) Data Base

GDPは、Gross Domestic Productの略で、「国内総生産」といいます。
一定期間内に国内で生産されたモノやサービスの付加価値の合計額を表した数値で、その国の経済活動を包括的に示したり、景気を測る指標として使われています。

簡単に言えば、その国の経済状況を表す数値です。

GDPには、「名目GDP」と「実質GDP」の二つがあります。

実際に取引されている価格に基づいて推計されるため、物価変動の影響を受けます。

イメージとしては、【その年の販売価格×販売個数】が近いです。
※あくまでイメージのため、実際の計算式とは異なります。

単価 販売個数 名目GDP
基準年 ¥100 100 ¥10,000
2年目 ¥110 150 ¥16,500
3年目 ¥105 100 ¥10,500

つまり「名目GDP」は、消費者の実感や企業の景況感に近い数値として考えられます。

一方の実質GDPは、物価変動を考慮せずに算出した数値のため、イメージとしては【基準年の価格×各年の販売個数】となります。
※あくまでイメージのため、実際の計算式とは異なります。

単価 販売個数 実質GDP
基準年 ¥100 100 ¥10,000
2年目 ¥110 150 ¥15,000
3年目 ¥105 100 ¥10,000

実質GDPは、物価変動の影響を除いた数値を使用するため、基準地点から、経済がどの程度の成長または後退したかを表すことができます。

そのため、経済成長率として使われる「GDP成長率」は、一般的に実質GDPを使用することが多いです。
(名目GDPを使用する場面もあります)

計算式は【(今年のGDP-昨年のGDP)÷昨年のGDP×100(%)】となります。

GDPは、各国の政府が発表している数値が基準となります。
そんなGDPを調べる方法は主に2つあります。

IMFは世界の金融市場の安定を目的に設立された国連機関。
加盟している国のGDPを見ることができます。
日本語サイトもあります!

OECDに加盟している国のGDPをまとめています。
日本語サイトもあります!


ぱん
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