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ユーロ164円突破 上値目処は近い?
2023年11月18日
ユーロ164円突破 上値目処は近い?

ユーロ/円は11/16に164円を突破。2008年8月以来、約15年ぶりの高値を更新しました。天井と思われていた160円は遥か下…ユーロ/円売りトラリピで勝負しているワタヤンの資産はもちろん大打撃を受けています。マネースクエアアカデミア学長の宮田直彦氏、チーフマーケットアドバイザーの津田隆光氏のユーロ/円に関するレポートから上値目処を探ってみました。

エリオット波動分析によるユーロ/円の天井は?
ユーロ/円162.560円を割り込めば下落も

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エリオット波動の第一人者、マネースクエアアカデミア学長の宮田直彦氏が、11/13に更新されたマネースクエアのyoutube内でユーロ/円の動きについて解説していました。宮田氏によれば、ユーロ/円は4年サイクルの転換サイクルがあり、2020年5月を始まりとして2024年5月が次の大きな転換点であると指摘しています。

宮田氏のエリオット波動分析に基づくと、ユーロ/円は2024年5月までの期間に165円を目指す可能性が高まるとのこと。この目標値は、2012年の安値から2014年の高値までのA波道の値幅を2016年の安値に加えたものとして計算されています。

宮田氏の動画がアップされてからわずか3日後の11/16にユーロ/円は164.18円まで上昇していますが、宮田氏は165円を超えて2008年につけた169.90円程度まで上昇することはないのではないかという見立てで、エリオット波動分析によるユーロ/円の上昇目処は165円という見解でした。

ユーロ/円に影響を与えるドル/円の動きについても宮田氏は注視しており、ドル/円が152円付近で形成されたダブルトップの可能性があると指摘しています。もし152円が抜けると、33年ぶりの高値を更新する可能性があるとのこと。ただし、宮田氏はその後の持続性には懐疑的でした。

マネースクエアHPのマーケット情報ページに11/17にアップされた、チーフマーケットアドバイザー・津田隆光氏のユーロ/円分析レポートも非常に興味深い内容でした。ユーロ/円は教科書的な上昇トレンドにあり、BB(ボリンジャーバンド)・+1σラインと同・+2σラインの間を推移しているとのこと。

21日MA(移動平均線)が右肩上がりであり、遅行スパン、ローソク足、およびDMI(方向性指数)などからも上昇トレンドが確認できるそうです。また、BB・±2σラインの拡張が示現しており、今後の上昇の可能性も考えられるとのこと…

津田氏によれば、ユーロ/円の注目ポイントは下値サポートとなっている「162.560円」で、これが維持されるかどうかが重要になるそうです。「162.560円」で下値サポートされた場合は、「上昇バンドウォークの継続」が見込まれ、「165.000円」付近までの上昇が期待されます。遅行スパンの上昇やエクスパンションの進展が伴い、相場は一段と上昇する可能性があるとのこと。ワタヤンにとっては最悪のパターンです。

一方で、「162.560円」を終値ベースで割り込んだ場合は、「上昇バンドウォーク崩れ」が予想され、「160.700円」付近までの下落が考えられるそうです。津田氏のシナリオによれば、1~2週間の期間でのユーロ/円のコアレンジは「160.700~165.000円」になる見込みのようです。

津田氏は、今後のユーロ/円の動きに大きな影響を与える要因として、欧州中銀(ECB)の金融政策スタンスはもちろん、日本銀行(BOJ)の金融緩和方針に関する情報がより重要視されると述べています。経済指標カレンダーなどを使って、事前に関連指標の発表タイミングを押さえておきたいですね。

宮田氏と津田氏の分析から見ると、ユーロ/円は上昇トレンドにあり165円を目指す可能性が高いと思われます。しかし、そのトレンドもずっと続くわけではなく、宮田氏のエリオット波動分析では2024年5月に4年サイクルの転換点が迫っているなど、大きな変化が起こりそうな、下落トレンドへの転換が近づいてきているように感じます。夜明けを信じて、引き続きユーロ/円トラリピで生き残りを目指したいと思います。

ワタヤン
ワタヤン

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