- JALとANAの株を1年間保有してみた結果
- 2023年06月28日
2022年6月27日、コロナも落ち着きを見せ始めたタイミングで、国内大手の航空会社である日本航空【9201】(以下、JAL)とANAホールディングス【9202】(以下、ANA)を同時に購入しました。
今回は、その2銘柄を1年間保有した結果をまとめてみたいと思います。
- JALとANAの会社概要を見てみよう
- JALとANAの経営情報を見てみよう
- JALの2022年度の概況(2022年4月~2023年3月期)
- ANAの2022年度の概況(2022年4月~2023年3月期)
- JALとANAの株式関連情報を見てみよう
- この1年間の2社の株価をみていこう
- JALの株価推移は?
- ANAの株価推移は?
- ぱんの成績
- まとめ
JALとANAの会社概要を見てみよう
まずは各企業の概要についてまとめていきます。
そもそも、日本航空は航空事業そのものを担っている企業、ANAホールディングスは、航空事業を担う「全日本空輸」を含むグループ会社全体を示します。
※便宜上ANAと呼びますので、ご注意ください。
どちらの企業もとても似ていますが、機体数に対して稼働路線はJALの方が多く、1路線に対する便数はANAの方が多いのかもしれません。
JALとANAの経営情報を見てみよう
JALとANAでは、開示している情報が微妙に異なる部分があるため、こちらはそれぞれの主要な公開数値を羅列していきます。
いずれの企業も、2020年度、2021年度と苦しい状況にいましたが、2022年度についにプラスに転じました。
JALの2022年度の概況(2022年4月~2023年3月期)
売上収益:1兆3,755億円(前期比6,928億円増)
財務・法人所得税前利益(EBIT):645億円(前期比3,040億円増)
親会社の所有者に帰属する当期利益:344億円(前期比2,119億円増)
さらに詳しいIR情報はこちらから
2021年度もかなり苦戦したJAL。
2022年度に一気に巻き返しました。
ANAの2022年度の概況(2022年4月~2023年3月期)
売上高:1兆7,074億円(前期比6,872億円増)
営業利益:1,200億円(前期比2,932億円増)
経常利益:1,118億円(前期比2,967億円増)
親会社の所有者に帰属する当期純利益:894億円(前期比2,331億円増)
さらに詳しいIR情報はこちらから
ハワイ便に特に強い印象のANA。
やはり海外旅行の回復がカギになりそうです。
JALとANAの株式関連情報を見てみよう
気になる配当や優待についてまとめます。
株価については後に触れていきます。
社名(略称) | JAL | ANA | |
---|---|---|---|
発行株式数 | 437,143,500株 | 484,293,561株 | |
配当 | 25円/株 ※2023年3月期より | なし | |
株主優待情報 | |||
対象 | 100株以上保有者 | 200株以上保有者 | 100株以上保有者 |
時期 |
年1回 3月(5月発行) |
年2回 3月(5月発行) 9月(11月発行) |
年2回 3月(5月中旬発送) 9月(11月中旬発送) |
優待内容 |
●国内線ご搭乗優待券 ●旅行商品割引券 |
●国内線ご搭乗優待券 ●旅行商品割引券 |
●国内線ご搭乗優待券 ●グループ各社ご優待券 |
JALは今年から配当を再開しました。
一方のANAの配当は引き続きお休み。
その代わり、株主優待を充実させることにより、株主メリットを際立たせる意図のようです。
JALの株主優待の詳細についてはこちら
ANAの株主優待の詳細についてはこちら
この1年間の2社の株価をみていこう
この1年間、個人としては、どちらの企業も基本的にはプラスで推移しました。
同業種ということで値動きもかなり似ていますね。
6月に入り、直近の日本株高の影響もあり過去1年ではもっとも株価は上がっています。
JALの株価推移は?
個人的には、購入直後に1カ月半ほどマイナスに苦しめられましたが、その後は基本的にはプラスで推移。
ただし、レンジで推移している期間も長いため、2022年の後半以降に購入した長期保有スタンスの方は、ひやひやした1年だったのではないでしょうか?
今年から配当も復活し、インカムにも期待が持てるのはうれしい限りです。
ANAの株価推移は?
JALと同様、短期的な浮き沈みはあるものの、比較するとボラティリティは小さい印象です。
実際、私もいつ口座を確認してもプラスでいてくれたので、ポートフォリオの中でも心強い存在でした。
ぱんの成績
以下は、1年間2銘柄を保有したぱんの成績です。
社名(略称) | JAL | ANA |
---|---|---|
2022/6/27の約定単価 | ¥2,401.0 | ¥2,516.0 |
2023/6/26の終値 | ¥3,035.0 | ¥3,338.0 |
収益額 | ¥634.0 | ¥822.0 |
収益率 | 26.4% | 32.7% |
配当を受けた回数 | 1回 | 0回 |
株主優待を受けとった回数 | 1回 | 2回 |
最終的には、一株単位の収益額でJALよりANAの方が200円近くプラスで終了しました。
さらには、株主優待の機会もJALは1回に対して、ANAは2回。
個人的な所感としては、ANAに軍ばいといったところでしょうか。
今後、JALは配当が出始めますので、そのあたりに期待です。
まとめ
ようやくコロナも落ち着き、海外からのインバウンドとともに、日本人の海外旅行の需要も高まるのでは、と思っています。
もちろん、燃油価格の高騰や物価高、円安の課題はありますが。
同業種を保有する、という資産の分散としては絶対にNGなポートフォリオですが、業界自体がさらに盛り上がることを期待して、もう少しウォッチしていきたいと思います。
何より株主優待券がゲットできますしね!!!
ちなみに、マネー探検隊トラベルでも株主優待券が使えるそうです!
- ぱん
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