- 現金払いはもう卒業⁉ デビットカードのキホン
 - 2021年12月11日
 

デビットカードとは、銀行が発行しているキャッシュカードを使って、買い物や食事などの支払いをするサービスです。使ったその場で普通預金口座からお金が引き落とされることから、口座残高以上は使用できず、クレジットカードのように使い過ぎる心配がありません。また、わざわざチャージする必要もありません。
まずはデビットカードに関する基本的な特徴を見ていきましょう。
- デビットカードは大きく2種類ある
 - デビットカードのメリットとデメリット
 - デビットカードの作り方
 - デビットカードの使い方
 - キャッシュバックとポイント付与、どっちを選ぶ?
 - 還元率高めのカード7選
 - どのデビットカードを選ぶ?
 
デビットカードは大きく2種類ある
デビットカードにはJ-Debitのマークがある国内のお店でのみ使える「Jデビット」と、クレジットカードのように国内外のお店やレストラン、ネットショップで使用できる「国際ブランドのデビットカード」があります。
「Jデビット」は、銀行や信用金庫など全国の金融機関が発行したキャッシュカードがそのままデビットカードとして使えます(一部の金融機関は事前申し込みが必要)。一方「国際ブランドのデビットカード」は、Visa、JCB、Masterなどと明記されているキャッシュカードを手に入れる必要があります。以下では国際ブランドのデビットカードを「デビットカード」として紹介します。
デビットカードのメリットとデメリット
デビットカードのメリットとデメリットは以下です。
メリット
・国内だけでなく、海外でも使える。
・海外のATMで現地通貨を引き出せる。
・利用額に応じて、キャッシュバックやポイント還元がある
デメリット
・支払回数は1回のみ。分割払いなどはできない。
・ETCカードはない。
・高速道路料金やガソリンスタンド、機内販売など利用できない場合がある。
| デビットカード | クレジットカード | |
| 支払方法 | 即時払い (都度引き落とし)  | 後払い | 
| 支払回数 | 1回払いのみ | 1回払い、分割払い、 リボ払い、ボーナス払いなど  | 
| 利用限度額 | 普通預金口座の残高 ※設定可能なカードや 限度額が決まっている カードもある  | 発行会社が設定した額 | 
| 発行企業 | 銀行 | クレジット会社 | 
| 条件 | 原則15歳以上 | 原則18歳以上 | 
| 使える場所 | 国内外の提携店舗・サービス 海外ATM  | 国内外の提携店舗・サービス 海外ATM  | 
| ETCカード | 発行不可 | 発行可能 | 
| 審査 | なし | あり | 
デビットカードの作り方
基本的にキャッシュカードと一体になっているので、銀行で口座を開設する際にデビットカード付きキャッシュカードを選択するだけで手に入ります。すでに保有している銀行の場合、デビットカードを新たに申し込む必要があります。年会費無料のカードがほとんどですが、一部のデビットカードは年会費がかかるケースもあります。
デビットカードの使い方
支払い時に、「カードで」または「○○(Visa、JCB、Master)で」と伝え、金額を確認後、デビットカードの暗証番号を入力します。カードにタッチ決済のアイコンがある場合は、かざすだけのタッチ決済も可能です。
国際ブランドのデビットカードを使用する場合は、「デビットカードで」と伝えると、「Jデビット」としての支払い間違われてキャッシュバックやポイント還元が受けられなくなる場合があるので注意が必要です。
キャッシュバックとポイント付与、どっちを選ぶ?
デビットカードの魅力の一つが、利用額に対してキャッシュバックやポイント還元があることです。ただしその還元率は、銀行によって異なります。ここではキャッシュバック率高めのデビットカードを紹介します。
還元率高めのカード7選
SMBCデビット(Visa)/三井住友銀行
SMBCデビットは三井住友銀行が発行するカードで、キャッシュバックかポイント還元のいずれかを選択できます。キャッシュバックの還元率は0.25%ですが、ポイント場合の還元率は0.5%。年会費は無料です。利用上限額は、1回100万円、1日100万円、1カ月100万円と決まっています。
三井住友銀行でたまるポイントは「Vポイント」といって、三井住友カードでもたまるポイントと同じなので合算できます。なおVポイントを付与・利用するには、SMBCポイントパック、残高別金利型普通預金、インターネットバンキング(SMBCダイレクト)利用の手続きが必要です。
Sony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)/ソニー銀行
Sony Bank WALLETはソニー銀行が発行するカードです。キャッシュバック率は0.5%ですが、銀行の取引内容で決定する優遇プログラム「Club S」 のステータスに応じて、 最大2.0%まで還元率がアップされます。キャッシュバック金額には、月20万円の上限があります。年会費は無料。カードの利用限度額は設定できます。
Sony Bank WALLETの魅力は、海外で使用する際に現地通貨の外貨預金口座に残高があれば、そこから即時に引き落として支払えることです。なお海外での使用時は、キャッシュバックは適用されません。
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Visaデビット付きキャッシュカード/GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行が発行するVisaデビット付きキャッシュカードのキャッシュバック率は0.6%。銀行の利用状況によって最大1.2%までキャッシュバックされます。年会費は無料、利用限度額は自分で設定できます。
GMOあおぞらネット銀行はGMOクリック証券と「証券コネクト口座」で連携することができます。
デビットカード(Visa/Master)/住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行のデビットカードは、「ミライノデビット」から「デビットカード」に名称が変わりました。VisaとMasterの2つから選択できます。Visaのキャッシュバック率は0.6%、Masterの場合は0.8%。年会費はいずれも無料です。さらに、デビットカードの利用金額に応じて銀行のポイントがたまり、ATMや振込手数料の無料回数が増えるメリットもあります。
住信SBIネット銀行には、プラチナデビットカード(Master)もあります。こちらのキャッシュバック率は1.0%ですが、年会費11,000円(税込)がかかります。その分、年3回空港ラウンジサービスの利用料金が無料などの付帯サービスが充実しています。利用限度額は設定が可能です。
住信SBIネット銀行はSBI証券との連携が可能です。
楽天銀行デビットカード(Visa/JCB/Master)/楽天銀行
楽天銀行デビットカードは、Visa、JCB、Masterの3種類から選べます。基本は年会費無料です(楽天銀行ゴールドデビットカード、楽天銀行シルバーデビットカード除く)。1日の利用限度額の設定が可能です。
楽天銀行らしく、還元されるのはキャッシュバックではなく楽天ポイントで、還元率は100円につき1ポイント(還元率1%)。ポイントをもらうには、楽天会員リンク登録を完了させておく必要があります。さらにデビットカードでの支払い時に、最低50ポイントからポイントが使えます(事前に利用設定が必要)。また楽天銀行は「マネーブリッジ」を使って、楽天証券の口座と連携ができるのも魅力です。
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デビット付きキャッシュカード(JCB)/セブン銀行
セブン銀行のデビット付きキャッシュカードは、利用金額の0.5%のnanacoポイントが貯まります。なおセブンイレブンや西武、そごう(セブン&アイグループ等)では1.0%還元されます。年会費は無料、利用限度額は設定が可能です。
イオン銀行キャッシュ+デビット(JCB)/イオン銀行
イオン銀行キャッシュ+デビットは、利用金額に応じてWAON POINTが貯まります。ポイント還元率は、200円で1ポイント(0.5%)。さらにイオングループの対象店舗なら、WAON POINTが基本の2倍付与されます。ほかにもイオンのお客様感謝デーやイオンシネマなどでの割引など、イオンならではのメリットもあります。年会費は無料、利用限度額の設定が可能です。
どのデビットカードを選ぶ?
上記以外にもまだまだデビットカードはあるため、どれを選んだらいいか迷ってしまうかもしれません。国際ブランドのデビットカードなら基本的なメリットはほぼ同じなので、キャッシュバックで欲しいのか、それともいつもためているポイントをより効率的にためたいかという点だけでなく、自分のライフスタイルを考えた時に使い勝手の良いメリットがあるのかという点からも検討してはどうでしょうか。
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