- QUOカードPayの不思議な魅力~貰ってナンボ!贈ってナンボ!
- 2023年06月09日
QUOカードって最近使わなくなったな、なんて思っていたらいつの間にかQUOカードPayというQUOカードの電子版が出ているのらしい。
では従来のQUOカードとはどう違うのか? PayPayや楽天ペイ、Suica、d払いといった一般的なキャッシュレス決済とは何が違うのか?調べてみました。
そもそもQUOカードPayとは?
QUOカードPayとは、QUOカードを発行する株式会社クオカードが発行するデジタルのギフト券のことです。すでに2019年3月には始まっていたんです。
QUO(クオ)とPay(ペイ)という2匹のコアラをブランドキャラクターに、なかなか新鮮なイメージを打ち出しています。
いわゆる従来のQUOカードの電子版で、デジタルギフト券として家族や友人にスマートフォンスを使って簡単に贈れます。
このデジタルギフトを貰った人は、個人情報の登録やアプリのダウンロードなどは一切必要なく、使えるお店でスマートフォンを提示するだけで買い物ができるシステムです。
QUOカードPayの使い方
イメージしづらいかもしれませんが、貰った側のシーンは例えばこんな感じです。
ある年のあなたの誕生日に仲のいい友人からLINEメッセージが届きました。
開いてみると、“お誕生日おめでとう”というタイトルに“ささやかながらお祝いを贈ります。普段の買い物に遣ってください。また食事に行きましょうね”とのメッセージ付きで、3,000円分のQUOカードPayのURLが届いていました。
それも画面には以前一緒に撮ったあなたと友人の2ショットをベースにしたオリジナルのデザイン画面が表示されています。
早速あなたは近くのローソンですぐにってみることにしました。
決済は簡単。送られて来たURLをクリックして現れたバーコード画面を店員さんに差し出すだけ。ピッ!
贈られた3,000円は従来のQUOカードとは異なり有効期間がありますが、それでも発行日から3年間は遣えます。
その間少しづつ使うのもよし、一気に4000円分を使って、足りない分は現金で支払うなんてことも可能です。
このあたりの使い勝手の良さは従来のQUOカード譲りでとても便利です。
QUOカードPayを貰うメリット
QUOカードPayを使える主なお店は下記の通りです。
いかがでしょう?スタート時はローソン系列のコンビニでしか使えず評判はいまひとつでしたが、現在かなり増えており、日々使えるお店は急拡大しています。
確かにコンビニであれば従来のQUOカードなら使えるセブンイレブンやファミリーマートはいまも未対応です。しかし、ここまで充実してくれば、使えるお店がないという人はほとんどいないでしょう。
それもそもそもあくまでギフトとしてプレゼントされた電子マネーです。ネット店舗にはまだ未対応なほか、一般のキャッシュレス決済と比べればまだまだ使えるお店は少ないかもしれませんが、文句のないレベルには達していると言えそうです。
アプリを入れればより便利に!
また複数の人からいろいろな額のQUOカードPayのデジタルギフト券をいろいろな時期にもらっている人は、QUOカードPayのアプリをダウンロードすることで有効期限ごとにまとめて管理できるようになります。
こうすると有効期限が先に来るものから遣ってくれるほか、有効期限が近くなると連絡がくるので遣い逃しも避けられて便利です。
貰った側のメリットまとめ
QUOカードPayのメリットをまとめると下記の通りです。
■QUOカードPayを貰ったら、クリックひとつで買い物が完了
■個人情報や、クレカの登録は一切必要なし
■アプリのダウンロードも必要なし
■有効期限3年間で残高がなくなるまでいつでも遣える
■残高が足りない場合は、現金と併用可
あえて残念な点を探すなら…
さて、貰った人にとってはいいこと尽くめのQUOカードPayですが、あえて残念な点を探すなら次のことが言えそうです。
それはいくらいいからといっても自分から積極的には始められないということ。
あくまで誰かに贈ってもらわないとそのメリットを享受できないのです。つまり、貰ってナンボ!の仕組みなんです。
その点こそがPayPayや楽天ペイ、Suicaといった一般の決済システムとは最も違う点だと言えます。理由は次の贈る側のシーンをのぞいてみると見えてきます。
贈る側の利用シーンとは?
例えばこんなシーンです。
シマッタ!今日は父の日だった。このところバタバタしていて、プレゼントを送るのを忘れてた!
こんなときこそQUOカードPayの出番です。
まずはQUOカードPayのサイトにあるオンラインストアで、“注文する”のボタンをクリックすれば、ものの10分もあれば簡単にデジタルギフトを作成して贈れます。
QUOカードPayを贈る手順
手順は次の通りです。
ステップ① 贈る画像を選ぶ
贈る画像は用意された素材テンプレートから好きなものを選択できるほか、自分で撮った写真などから自由に選ぶこともできます。
素材一覧にはブランドキャラクターのクオとペイをあしらったものやパンダや花など様々なデザインが用意されています。
また自分で撮影したお孫さんの写真などを使ってオリジナルの画面を簡単に作成することもできます。このへんの機能はなかなか洒落ています。
ステップ② タイトルとメセージを入力する
ここでは父の日おめでとう。お祝いを贈ります。毎日元気で長生きしてくださいね。夏休みには娘を連れて遊びに行きます。といった感じでしょうか!?
ステップ③金額と数量を設定
贈れる金額は50円~10万円の間で1円単位で自由に設定できます。
ただし1回の注文に対して最低1000円からとなるので、例えば1000円で1件、あるいは500円で2件といった感じで設定する必要があります。最後にプレビューで画面を確認して画面を確定させます。
ステップ④初回は会員登録が必要
初めてQUOカードPayを購入する場合は会員登録が必要です。ただし、その場合も登録項目は、メールアドレス、住所、電話番号、パスワードの設定だけの最小限の登録で済みます。
ステップ⑤支払いをする
支払いにはクレジットカードか銀行振り込みのどちらかを選択できます。ただし、すぐに送りたい場合は、クレジットカードを使いましょう。銀行振込の場合は入金確認が翌営業日になるほか、原則振り込み手数料もかかってしまうからです。
ステップ⑥バリューコード(URL)を受け取る
支払いが確定すると登録したメールアドレスにバリューコード(URL)が送られてくるので、これを受け取ります。
ステップ⑦バリューコードを送って完了
この受け取ったバリューコードをQUOカードPayを贈りたい人のスマートフォンにメールやLINEで送れば完了です。
キャッシュレス決済との違い!?
さて、ここまででQUOカードPayを貰った人と、贈った人のそれぞれの視点からの利用シーンを見てきました。ここまでであれば双方ともにこれといったデメリットは見当たらない印象です。
実は発行手数料が6.6%もかかる!?
ところがところが….問題はここからです。
実はこのQUOカードPayのデジタルギフトは、発行するに6.6%(税込)の発行手数料がかかるのです。
すなわち3000円を発行するには198円、5000円なら330円、1万円なら660円、5万円なら3300円の発行手数料がかかります。
自分で使うという概念がない!?
また、このQUOカードPayには、PayPayやLINE Pay、Suicaといった一般の電子マネーとは違って、自分のために新たにチャージして使うという概念自体がありません。
もちろんオンラインストアでQUOカードPayを発行して、誰にも送らず自分で使うこともできますが、わざわざ自分のお金を発行手数料6.6%を払ってチャージして自分の買い物の決済に使うという人はいないですよね。
つまり、あくまでギフトとして誰かに貰ったから便利に遣うか、誰かにプレゼントしたいから便利に贈るか、2択に1つというコンセプトのサービスなのです。貰ってナンボ!贈ってナンボ!というのは、そういう意味なんですね。
QUOカードとの互換性は?
最後に冒頭ではQUOカードPayを従来のQUOカードの電子版と説明しましたが、QUOカードのポイントをQUOカードPayに移して使うといった連携は一切ありません。
なぜならQUOカードとQUOカードPayでは、使えるお店が違うほか、そもそもQUOカードには有効期限がないのに、QUOカードPayには3年という有効期限があるからです。両者はあくまで別々の独立したサービスです。そのへんびは注意が必要ですね。
まとめ
さて”QUOカードPayの不思議な魅力~貰ってナンボ!贈ってナンボ!、いかがだったでしょうか?
従来のQUOカードとは微妙に異なっていたほか、PayPayや楽天ペイ、Suicaといった一般のキャッシュレス決済とは全く違ったユにークで不思議な魅力を感じさせるサービスでしたね。
ただ、このQUOカードPay――。にわかに企業のマーケティング活動の一環としての利用の拡大が大いに期待されています。
親しい人に贈るデジタルギフトとしてはもちろん便利ですが、使えるお店が急拡大する中で企業のキャンペーンなどでQUOカードPayが当たるといった、まさに貰ってナンボの魅力にますます脚光が集まりそうです。
そのあたり、大いにアンテナを張っていきたいものです。
- ヒロミン
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