- 牛乳値上がり!200円台!
- 2023年08月20日
パンに塗るバター、シリアルにかける牛乳、サラダに添えるチーズ、ヨーグルトなど、我が家では毎日の食事にかかせない乳製品。牛乳が切れたので、購入しようと手を伸ばすとこれまで178円で購入していた商品がなんと220円!乳製品が8月、9月と値上げが予定されていることをすっかり忘れていました。
乳製品値上げのワケ
昨年2022年からひと月ごとに何かが値上がりしていく状況ではありましたが、消費サイクルの早い牛乳の値上げは、さすがに痛い。しかし乳製品の値上げについて少し調べてみると、国内の酪農家の苦しい状況がみえてきました。
ロシアのウクライナ進行の影響で、エサや牧草など海外から輸入していた牛の飼料代の高騰により2022年11月に1度値上げをしていますが、1年経たずして再度値上げが実施されました。乳製品の値上げの理由は、原材料高騰に加え、コスト増による経営状況の悪化により酪農家の「離農」、つまり農業自体を辞めてしまう、または廃業に追い込まれてしまうといった事態が背景にあります。
酪農の将来の見通しがみえない状況が続くと、酪農への希望がもてず、後継者や新規就農者の育成などにも影響がでます。そして、離農が加速すれば、将来的に国内の乳製品の安定供給が出来なくなります。そういった事態を食い止めるため、これまで輸入に頼っていた飼料を国産のものに転換していく取り組みなど、酪農の生産環境を整えるための基盤づくりに必要な値上げでもあるのです。
牛乳に代わるものは?
乳製品値上げの背景を知ることができましたが、とはいえ、こちらも可能な限り日々の出費は抑えたいのも事実。成分無調整の牛乳は、商品、販売店にもよりますが、1,000mlで約200円~250円前後。
価格面のみでいえば、低脂肪牛乳は通常の牛乳の約5~8割ほどで買えるのですが、やはり気になるのは味の部分。
私が牛乳を飲む理由として、とりあえず飲めばいいというわけではなく、「牛乳(成分無調整)」をぐびっと飲みたいのです。朝食時と夜お風呂上りに。なので、牛乳以外を買うという選択肢はそもそもないのです。
が、我が家の他の消費者、チビッ子たちは「牛乳が飲みたーい」と言っても少し飲んでは放置。そして片付けたあとにまた飲みたいと言い出します。またある時は、朝食のシリアルにほんの少しかける程度、でもないと騒ぐ。この牛乳消費を抑えたい…と考えました。
しかし、牛乳の代わりに子どもたちには調整牛乳としても、賞味期限までに飲み切るほどの消費は見込めないので、無駄になってしまいます。(冷蔵庫の場所も取るし…)
そこで、調べているなかで少し気になった「スキムミルク」を試しに購入してみることに。
スキムミルクとは
スキムミルクは、牛乳から水分、脂肪分を取り除き乾燥させ、粉末状にしたもの、いわゆる脱脂粉乳です。脱脂粉乳というと、「戦後、牛乳の代わりに飲んでいた、あまり美味しくないもの」という印象がありますが、現在市販されているものは、水に溶けやすく、風味も使い勝手も良くなっているようです。
さて、実際どうなのでしょうか。
私が購入したのは、「雪印メグミルク 北海道スキムミルク」180g、318円(税別)
※価格は購入店によって異なります
まず1杯作って飲んでみることに。
作り方をみると、「スキムミルク大さじ2杯半(約16g)を140mlのお湯または水で溶かして~」と書かれています。
また、「50℃~60℃のお湯が最も溶けやすい」と書かれていますが、できるだけ冷たいものを飲みたかったので、常温の水を使用しましたが、意外とすぐに溶けました。
見た目はどちらかわかりません。
味は、スキムミルク(常温)、牛乳(冷蔵庫から出したばかり)で比べると、前者のほうがほんのりとした甘さがあります。昔牧場のお土産で食べた「ミルクケーキ」のような味で、その甘さが少し気になります。後に試したのですが、氷を1つ入れて冷たくするとこの甘みが抑えられ、そんなに気にすることなく飲むことができました。(個人的な感想です)
そしてもう一つ大事なのはコスパの部分です。牛乳1本1000mlと比較するとどうでしょうか。
スキムミルクの内容量180g、1杯分(140ml)を作るのに約16g使用します。
➝180÷16=11.25。おおよそ11杯飲めますね。
➝11杯×140ml=1,540ml 318円÷1,540ml×100=20.64935… 約20.65円。
スキムミルクは、100mlあたり20.65円です。
では、牛乳は?
商品、販売店にもよりますが、220円の場合、
220円÷1000ml×100=22円
スキムミルクのほうが若干安いということがわかりました!
スキムミルクのその他メリット
・長期保存できる
牛乳は、未開封なら製造日を除く14日間が賞味期限、開封後はなるべく早め(2日間程度)で飲み切るほうが良いとされています。一方、スキムミルクは、未開封なら1年間、開封後はなるべく早めというのは変わりませんが、ジップ付きならば常温保存で3カ月くらいが使用目安のようです。
・カロリーが少なく、栄養価が高い
前述していますが、「牛乳から水分、脂肪分を取り除き乾燥させ、粉末状にしたもの」なので、牛乳と比べ、脂質は少ないのですが、栄養価はほぼ変わりません。商品によって、食物繊維やビタミン、鉄分などをプラスした商品もあります。
日本乳業協会HPより参照:「脱脂粉乳とはどういうものですか?」https://nyukyou.jp/dairyqa/2107_004_362/
まとめ
これまでと異なる状況になった時、他の手段を考えるということも必要なのだと思いました。我が家では牛乳はかかせない品ですが、スキムミルクを通じて、「代用できるもので無駄をなくす」ということができました。実用性という点でも、煮込み料理にちょっと加える、お菓子作りなどでも利用できるので、これから重宝しそうです。
食品、日用品の値上がりは一般家庭にとっても厳しい現実ですが、酪農家の「離農」が増えているという現実もまた日本全体で捉えると深刻な事態です。購入で酪農家さんを支えたいとも思いますが、負担が出てしまうようならば、知ること、考えることがひとつの支援になると思います。
おまけ
「牛乳ちょうだーい」と言ったので、スキムミルクドリンクを出してみましたが、気にすることなく飲んでいました(笑)
- ニコ
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