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【2022年7月更新版】FX会社手数料比較<米ドル/円編>
2022年07月15日
【2022年7月更新版】FX会社手数料比較<米ドル/円編>

米ドル/円が139円と24年ぶりの円安記録を更新するなど、経済とあまり接点のない方でも日々のニュースで為替についてよく耳にするようになったのではないでしょうか。

為替といえば、FX取引。以前に比べ、CMなどで目にすることも多くなり、資産運用のひとつの手段として行っている方もいるのではないでしょうか。

FXでかかる手数料とは?
スプレッドとは
スプレッドは2種類ある
米ドル/円 お得に取引できるFX会社はどこ?
スプレッドだけに注目しないで!
まとめ

FXでかかる手数料とは?

FX取引について、現在ほとんどのFX会社は手数料を無料としています。では、手数料とはなんでしょうか。「スプレッドを狭くしました!」とか「スプレッド業界最小水準」という広告を見たことはないでしょうか。この「スプレッド」がFXの実質的なコスト、手数料となります。今回は、日本人になじみの深い米ドル/円の手数料・スプレッドをご紹介します。

スプレッドとは

スプレッドとは、為替レートの買値(Bid)売値(Ask)の差額のことです。

FX取引では、通貨を「買う値段」と「売る値段」は異なる価格になっていて、この差額がスプレッドであり、FX取引における実質的な手数料となります。

下の図で説明すると、売値が108.580円、買値が108.583円でその差は0.3銭です。

スプレッドの説明(米ドル/円)
図:スプレッドの説明(米ドル/円)

この差額が「スプレッド」で一通貨あたり0.3銭かかることになります。

例えば、米ドル/円を1万通貨で取引する場合、「10,000×0.3銭=3,000銭(30円)」となります。

1,000通貨なら「1,000×0.3銭=300銭(3円)」というように、「取引通貨量×スプレッド」でコストを算出することができます。

そのため、スプレッドが狭ければ狭いほど「手数料が安い」ということになります。

スプレッドは2種類ある

FXの取引において、「スプレッドが狭いほうがより良い」というのはわかりましたが、実はスプレッド幅は変動があり、取引条件、市況によって変わってくるので注意が必要です。現在FX取引には、「固定スプレッド」と「変動スプレッド」の2種類があります。

<固定スプレッド>

スプレッドの幅は基本的に固定。日本にあるほとんどのFX業者はこの方式。但し、急な値動きや取引時間によって保てないときもあるので「原則固定」として提示しているところが多い。

<変動スプレッド>

スプレッド幅が常に変動。為替取引が行われるインターバンクではこの方式。つまり、インターバンクと同じ状況で提供しているともいえ、売り・買いとそれぞれ常に最良の条件での値が提示される。上級者向け。

現在、主なFX会社ではスプレッドを「原則固定」としているところがほとんどですが、キャンペーンや時間帯など、条件によってスプレッド幅が変動する場合もあります。

スプレッドが変動するのは主に以下のようなときです。

・重要な経済指標発表前後

・市場参加者が少ない時間・時期(AM5:00~AM8:00、年末年始、クリスマスなど)

・テロや要人発言など突発的な政治イベント、天変地異など

重要な経済指標については、経済指標カレンダーなどでチェックできるので、事前に知っておくとリスク管理もできます。

米ドル/円 お得に取引できるFX会社はどこ?

FXを取り扱う会社はとても多いので、国内の専業会社を中心にいくつか比較していきます。

米ドル/円スプレッド一覧表(2022年7月15日時点)

会社名
(取引ツール名)
スプレッド(米ドル/円) 備考・留意点
SBI FXトレード 0.09銭 ※1,000通貨までの取引
※1,000~1,000,000通貨まで0.19~7.80銭
マネーパートナーズ
(パートナーズFX nano)
0.0銭 ※原則固定(例外あり)
※1万通貨まで(20万通貨までは0.2~4銭)
※2022年7月30日(土)AM5:50分まで
セントラル短資FX 0.2銭 ※原則固定(例外あり)
※AM10:00~翌日AM2:00
外為どっとコム
外貨ネクストネオ
0.2銭 ※原則固定(例外あり)
※1,000通貨までの取引
※AM9:00~翌日AM3:00
ヒロセ通商
(LIONFX)
0.2銭~1.4銭
外為オンライン 1.0銭 ※原則固定(例外あり)
外貨exbyGMO 0.2銭 ※原則固定(例外あり)
※1,000通貨までの取引
※AM9:00~翌日AM3:00
FXブロードネット 0.2銭 ※原則固定(例外あり)
※AM8:00~翌日AM4:00
GMOクリック証券
(FXネオ)
0.2銭 ※原則固定(例外あり)
※100万通貨までの取引
※AM7:00~翌日AM7:00
楽天証券
(楽天FX)
0.2銭 ※原則固定(例外あり)
松井証券
(MATSUI FX)
0.2銭~0.9銭 ※原則固定(例外あり)
マネックス証券
(FX PLUS)
0.2銭~1.7銭 ※原則固定(例外あり)
LINE証券
(LINE FX)
0.2銭 ※原則固定(例外あり)
※AM9:00~翌日AM3:00
DMM FX 0.2銭 ※原則固定(例外あり)
トレイダーズ証券
(みんなのFX)
0.2銭 ※原則固定(例外あり)
※AM8:00~翌日AM5:00
トレイダーズ証券
(LIGHTFX)
0.2銭 ※原則固定(例外あり)
※AM8:00~翌日AM5:00

0.2銭、原則固定が標準となってきているようですが、期間限定のキャンペーンや1カ月~数カ月でスプレッド幅の見直しというところもあります。また特殊な取引ツールを使用することで手数料が別途かかることもありますので、各社情報をよく確認してください。

スプレッドだけに注目しないで!

FX会社は「スプレッド勝負」という風潮がありますが、その他注目すべきなのは「約定力」です。どんなにスプレッド幅が狭くても自分の発注したい価格できちんと注文が入らず、思わぬ損失をしてしまっては意味がありません。スムーズ、ストレスなく取引を行うためには約定力の高さもポイントとなってきます。

各社サイトで「スプレッド提示率」という実績一覧があればこちらも確認してみましょう。

また、取引ツールの使いやすさや情報なども大切になってきます。例えば、スプレッドは0.3銭と他の会社より少し高くても操作のしやすさ、サポートの手厚さが日々の取引ではとても重要になってくるからです。

まとめ

米国ドル/円は、日本人になじみがあるだけでなく、日本市場~ロンドン市場~ニューヨーク市場と長い時間活発に動く通貨ペアとして、人気があります。今回は1つの通貨に絞りましたが、ユーロ/米ドル、ユーロ/円、豪ドル/円など他の通貨ペアでも各社スプレッドは異なってきます。総合的にご自身にあうところを探してみてください。

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ニコ
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