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理解しておきたいトラリピの弱点
2024年05月19日
理解しておきたいトラリピの弱点

ドル/円、クロス円通貨ペアがゴールデンウイーク周辺で歴史的な急上昇。売りトラリピを展開していた投資系インフルエンサーが4,000万円を超えるロスカットを行うなど、SNSでは損切り報告が多発している模様です。今一度、トラリピを使用する際の注意点について考えてみました。

トラリピの損切りが多発
隣国同士の通貨ペアがトラリピに最適

本記事には一部、アフィリエイト広告を含みます。

2024年4/29、ドルが34年ぶりに160円を突破、ユーロも1999年導入以降最高値となる171円台に到達しました。これに前後し、ドル/円やクロス円でトラリピを行っていた多くの方々が損切りを報告し、SNS上で大きな話題となりました。この様子は下記のりょうさんのブログで詳しくまとめられています。

相次ぐトラリピ撤退報告【トラリピ=悪なのか?】
https://aretotte.com/toraripi-retire

特に衝撃だったのは、トラリピのインフルエンサーとして有名なあっきんさんが4/27に4,000万円以上ロスカットされたことです。多くのあっきんさんのフォロワーもユーロ/円、ドル/円の売りトラリピで同様に大きなダメージを受けたようです。

トラリピは「トレンド相場に弱い」という特性が最大の弱点とされていますが、この出来事はその点を再認識させるものでした。

トラリピは戦略上、相場の上昇と下落、両方の値動きが必要です。そのため、含み損を抱えるのは避けられないことを理解しておく必要があります。ポジションが増えるごとに含み損は拡大しますが、相場が反転すると含み損が減少しながら利益が手元に残るのがトラリピの基本的な仕組みです。このため、一方向に進むトレンド相場には適していません。

マネースクエアHPより

私は以前、FX会社で働いている友人にトラリピについて意見を求めたことがあるのですが、友人曰く、

「オーストラリアとニュージーランド、アメリカとカナダなど、隣り合う国同士の通貨ペアはレンジになりやすく、こういった通貨でトラリピを行うのは合理的。しかし、月足チャートで一方的に上昇(または下落)している通貨ペアの逆張りトラリピは絶対に避けるべきだ」

とのアドバイスをもらいました。

確かに、多くの方がロスカットされてしまったユーロ/円の月足チャートを見ると、一方的に上昇しており、逆張りの売りトラリピを仕掛けると、今回のようにロスカットされる危険があります。

マネースクエアでも、隣国同士の通貨ペアでレンジ相場を形成しやすい豪ドル/NZドル、米ドル/カナダドル、ユーロ/ポンドを使ったトラリピを「トラリピ世界戦略」として推奨しています。

トラリピユーザーは、投資にあまり時間や手間をかけたくない方が多いと思いますので、プロのストラテジストが設定した「トラリピ戦略リスト」から選ぶのも、手軽で質の高い分散投資を実現する方法として有効だと思います。

トラリピ世界戦略
https://www.m2j.co.jp/sc/lp/worldstrategy

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という孫子の有名な言葉がありますが、戦いに勝つためにはまず自分の弱点を知っておくことが重要です。トラリピトレーダーはロスカットを避け、安定的に利益を上げていくためにも、トレンド相場に弱いというトラリピの特性を理解し、慎重に通貨ペアを選びましょう。

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ワタヤン
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