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新NISAで積立投資するには?
2024年02月08日
新NISAで積立投資するには?

「投資は値動きがあるから、購入するタイミングが難しい」という人の味方になるのが積立投資です。2024年1月より新NISAがスタートしたこともあり、今回は新NISAで積立投資をするケースについて考えてみました。

積立投資のメリットは
新NISAを簡単にまとめると
新NISAで積立投資をするには
新NISAをフル活用するなら、「つみたて投資枠」の利用はマスト

積立投資とは、一定のタイミングで継続的に投資していく方法です。事前に設定しておくだけで自動的に投資してくれるので、購入時に値動きを気にする必要がありません。
積立投資ができる金融商品の代表格が投資信託です。投資信託は口数で購入することから、毎月定額で積立投資をすると安い時は多く、高い時は少なく投資信託を購入できるため、平均取得単価を抑えられる可能性があります。

※上記は一例です。値動きは積立投資の解説のために作成したもので現実の値動きではありません。

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ここで新NISAについて、簡単にまとめてみました。
新NISA最大の特徴は、収益に対する税金が非課税になることです。通常、投資信託や株式の収益には約20%の税金がかかりますが、それがすべて収益として受け取れることになります。
また新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。年間で利用できる最大金額は「つみたて投資枠」で120万円、「成長投資枠」で240万円、生涯の合計投資額は1,800万円までと決まっています。2つの投資枠を併用する・しないは自由です。売却後、収益を差し引いた投資額分については再びNISA口座を使って投資できますが、年間最大投資額を超えた利用はできません。

またNISA口座は1人につき1口座の保有となっています。もし銀行や証券会社の口座を複数持っていても、その中で1つの金融機関でしか保有できないルールです。さらに「つみたて投資枠」「成長投資枠」は、同じ金融機関である必要があります。ただし年単位で金融機関を変更することは可能です。
利用できる商品も一部制約があります。収益が自動的に非課税になるということで確定申告は不要な半面、一般口座や特定口座との損益通算はできません。

新NISA表

新NISAは「つみたて投資枠」「成長投資枠」と分かれていますが、実はどちらの枠でも積立投資は可能です。実際は年間最大投資枠が決まっていますので、「つみたて投資枠」は月10万円まで、「成長投資枠」は月20万円までが投資額の目安となるでしょう。
また「つみたて投資枠」を活用する場合、利用できる投資信託のラインナップが決まっています。ラインナップは、金融庁のサイトで公表されています。もし「つみたて投資枠」のラインナップに入っていない投資信託で積立投資をするなら、「成長投資枠」を利用します(一部を除く)。
気を付けたいのは、扱っている投資信託は金融機関によって異なること。つみたて投資枠のラインナップにある投資信託なのに、NISA口座を開設した金融機関では扱っていない……ということもあるからです。

金融庁ウェブサイト「つみたて投資枠」対象商品はこちら

新NISAを使って積立投資をする場合、「つみたて投資枠」であれば総額1,800万円をフルに活用することは可能です。しかし「成長投資枠」でしか買えない投資信託で積立投資をする場合は、総額1,200万円までしか活用できません。つまり新NISAをフルに活用するなら「つみたて投資枠」を必ず活用することが不可欠です。まずはNISA口座がある、または開けようとしている金融機関のサイトで、「つみたて投資枠」で投資できる投資信託を確認してはどうでしょうか。

主な金融機関で「つみたて投資枠」で購入できる投資信託の本数(2024年2月8日現在)

主な金融機関 つみたて投資枠が
利用できる投資信託
三菱UFJ銀行 24本
三井住友銀行 4本
みずほ銀行 14本
りそな銀行 13本
ゆうちょ銀行
※ファンド検索ページ
15本
野村証券 19本
大和証券 31本
SMBC日興証券 143本
SBI証券 219本
楽天証券
※ファンド検索ページ
221本
マネックス証券 218本
松井証券 223本
auカブコム証券 180本
ヒヨコマメ
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