ワールドカップはマネーが制す 優勝はイングランド!?

世界的なサッカーイベント、カタール・ワールドカップが11/20に開幕しました。オランダやフランスなど強豪国が順当に勝利する中、優勝候補のアルゼンチンがサウジアラビアに敗れるなど波乱の展開も。世界中のサッカー評論家やスポーツメディア、占い師やAI(人工知能)が優勝国を予想していますが、世界的な保険市場であるロイズ・オブ・ロンドンは独自の観点で優勝国を予想し、注目を集めています。

保険価額で優勝チームを予想

米紙『Forebs』によると、世界的な保険市場であるロイズ・オブ・ロンドンは、ワールドカップに参加する選手を賃金、スポンサー、年齢、ポジションなどの要素から鑑みて保険価額を算出し、2014年と2018年の優勝国を的中させたそうです。そのロイズが、今回のワールドカップではイングランドが優勝すると予想しています。


ロイズはイングランドの保険価額を37億4000万ドル(約5236億円)と評価し、今回の参加国中で最も価値があるチームと定めています。2番目に保険価額が高いのはフランスで31億4000万ドル(約4396億円)、つづいてブラジルが30億2000万ドル(約4228億円)でした。ちなみに個人で最も保険価額が高いのはイングランドのジュード・ベリンガム、2番目に高いのがフランスのキリアン・エムバペとのこと。

ロイズの予想ではイングランドがグループリーグを首位で通過し、トーナメントでセネガル、フランス、スペインを倒して決勝ではブラジルと対戦して勝利、というシナリオになるそうです。イングランドは11/21にグループリーグ初戦でイランと対戦し、6対2で圧勝しました。「保険価額最高の選手」にしてイングランドの至宝、ジュード・ベリンガムも先制点を奪う活躍をみせています。ロイズの“予言”は今回も実現するのでしょうか。

年棒世界1位は180億円のエムバペ

保険価額ではなく純粋な年棒で世界一位の選手がフランスのキリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン所属)。2022~23シーズンの年棒は推定1億2800万ドル(約180億円)といわれています。エムバペはこれ以外にもナイキ、ディオール、ウブロ、オークリーなどの企業とスポンサー契約を結んでおり、EAスポーツなどサッカーゲームへの出演料もあわせると約1800万ドルの収入があるそうです。11/22に行われたフランス対オーストラリア戦ではエムバペが1ゴール1アシストの活躍でフランスが勝利。ますます選手としての価値が上がりそうですね。

年棒ランキング2位はアルゼンチンのリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン所属)で1億2000万ドル。サッカー界の大スターも年齢的に今回が最後のワールドカップ参加になりそうです。グループリーグ初戦ではサウジアラビア相手にPKで1点を取りましたが試合はまさかの敗戦。自身初となるワールドカップ優勝の悲願に黄色信号です。


年棒ランキング3位はポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド退団予定)で1億ドル、4位はブラジルのネイマール(パリ・サンジェルマン所属)で8700万ドル、5位がポーランドのロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ所属)で3500万ドルとなっています。それにつけても世界1位、2位、4位の年棒をまとめて払えるパリ・サンジェルマンというサッカークラブ、どれだけお金を持っているのでしょうか。

実は、パリ・サンジェルマンのオーナーは現在ワールドカップが行われているカタールの投資庁の子会社にあたる『QSI(カタール・スポーツ・インベストメント)』です。2022年のワールドカップ開催地がカタールに決定したことを受けて、カタールサッカー界発展の一環として2011年に同クラブを買収、莫大な資金を投下してチームを強化してきました。カタール投資庁の運営は首長一族が行っており、国をあげてバックアップしているようなものですから、パリ・サンジェルマンは揺るぎない財政基盤を武器に、ますます強力なチームとなりそうです。時間はかかるかもしれませんが、これらの経験やネットワークがカタール代表チームにも好影響を与えることは間違いありません。


今回はマネーを切り口にワールドカップについて調べてみました。この記事を書いている途中、11/23に日本がグループリーグ初戦でドイツと戦い、歴史的な勝利を挙げるという嬉しいニュースが入ってきました。ぜひ日本代表選手にもたっぷりボーナスを出してほしいものです!