【信託報酬1%以下!】 ESG系ファンドを調べてみた
以前、ESGとSDGSについて簡単に解説をしました。最近、このテーマを掲げた投資信託が増えています。そこで今回は、信託報酬が比較的低く(1%以下)、騰落率が1年で10%以上のものをピックアップしてみました。
騰落率とは、一定の期間でどのくらいの値動きがあったかを示す指標です。例えば、1万円が1年後に1万1,000円になったら、10%の上昇です。データは、2022年7月29日を作成基準日としているマンスリーレポートで調べています。信託報酬が安いファンドから選んだこともあり、すべてインデックスファンドとなりました。
1. SMT MIRAIndex エコ
三井住友トラスト・アセットマネジメント
このファンドは、三井住友トラスト・アセットマネジメントがFactSet UK Limitedと共同開発した「FactSet Global Environmental Opportunities Index(税引後配当込み、円換算ベース)」という指数に連動する投資成果を目指しています。おもに売上の50%超が環境関連事業から得ている企業が組み入れられています。
【設定日】2019年10月29日
【信託報酬】0.77%
【騰落率】1年18.16%、設定来113.85%
【純資産総額】6億2900万円
【販売会社】PayPay銀行、auカブコム証券、SBI証券、松井証券、楽天証券
【組み入れ銘柄】
2. 野村 インデックスファンド・先進国ESG株式 (愛称:Funds-i 先進国ESG株式)
野村アセットマネジメント
このファンドは、円換算した FTSE4Good Developed 100 Indexの動きをとらえる投資成果を⽬指しています。FTSE4Good Developed 100 Indexとは、世界の先進国における企業で、ESG選定基準によってスクリーニングされた時価総額上位約100社によって構成されています。
【設定日】2021年1月21日
【信託報酬】0.297%
【騰落率】1年13.60%、設定来39.20%
【純資産総額】16億7000万円
【販売会社】PayPay銀行、伊予銀行、auカブコム証券、四国アライアンス証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、新生銀行
【組み入れ銘柄】
3.HSBC ESG米国株式インデックスファンド
HSBCアセットマネジメント
このファンドは、米国企業のESG等への取組みを評価する「FTSE USA ESG Low Carbon Select Index(円換算ベース)」に連動することを目指して運用を行っています。
【設定日】2020年11月27日
【信託報酬】0.2465%
【騰落率】1年12.90%、設定来44.60%
【純資産総額】18億7000万円
【販売会社】SBI証券、auカブコム証券、岡三証券、PayPay銀行、松井証券、マネックス証券、楽天証券
【組み入れ銘柄】
4.Smart-i 先進国株式ESGインデックス
りそなアセットマネジメント
このファンドは、日本を除く世界の先進国の株式から、相対的にESG評価の高い銘柄を選定することで構築される指数「MSCI-KOKUSAI ESG リーダーズ指数(配当込み、円換算ベース)」の動きに連動することを目指しています。ノーロード型(購入時手数料なし)のファンドです。
【設定日】2019年10月30日
【信託報酬】0.286%
【騰落率】1年10.70%、設定来55.30%
【純資産総額】16億9000万円
【販売会社】auカブコム証券、SBI証券、関西みらい銀行、埼玉りそな銀行、松井証券、楽天証券、りそな銀行
【組み入れ銘柄】
まとめ
信託報酬が1%以下でかつ1年間の騰落率が高かったのは、SMT MIRAIndex エコでした。これら4本はインデックスファンドなので指数への連動を目指す点では同じですが、対象とする指数がそれぞれ異なるせいか、SMT MIRAIndex エコは、他の3ファンドと比べて上位の組み入れ銘柄に特色が出ているようです。いずれも設定日から数年しかたっていないため、これからどうなるかが気になるところです。
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