【都市銀行比較】紙通帳いる?いらない?

ネットバンキングが当たり前の時代、都市銀行も、新規口座開設時に紙の通帳を選択すると手数料がかかる時代となりました。しかしインターネット経由で口座開設すれば、基本的に通帳レスとなり、この費用は掛かりません。すでに口座保有している人に関しては、現状紙通帳であっても、いつでも通帳レスに移行できます。そこで今回は、都市銀行で通帳レスにしたらどんなメリットがあるのか比較しました。(2022年8月6日現在)

三井住友銀行/SMBCダイレクト「Web通帳」

紙通帳の利用手数料をいち早く採用したのが三井住友銀行です。2021年4月1日以降に普通預金口座を新規開設した場合、紙通帳の利用料として1口座につき毎年550円(税込)かかるようになりました。なお、口座の名義人が18歳未満または75歳以上の口座、口座名義人が非居住者の口座、Web通帳が申込できないサービスを契約している口座は対象外です。

「Web通帳」のメリットは、30年後も遡って明細が閲覧できることですが、2019年以降の明細が対象となっています。つまり、いま現在では実質3年程度までさかのぼれる、ということです。「WEB通帳」が他行にない特徴としては、パソコンやスマートフォンで明細をラベルで色分けしたり、何の費用なのかメモしたりすることもできるという点です。

三菱UFJ銀行/三菱UFJダイレクト「Eco通帳」

2022年4月1日以降に開設された普通預金口座については、年間550円(税込)かかるようになりました。ただし、18歳未満もしくは70歳以上の個人の口座は対象外です。

「Eco通帳」は、明細が最大25カ月分閲覧できます。さらに取引推移表を申し込めば、最長10年分の明細を無料で確認できます(PDFファイル)。「Eco通帳」にすると、スーパー普通預金(メインバンクプラス)の取引で、三菱UFJ銀行のATM時間外手数料が何回でも無料、提携先コンビニATM利用手数料が1回まで無料、「三菱UFJダイレクト」での他行あて振込手数料が1回まで無料となります。通帳レスにすればATMの手数料が無料になるといったサービスは、三菱UFJ銀行だけのようです。

みずほ銀行/みずほe-口座「みずほダイレクト通帳」

2021年1月18日以降に新規開設した口座に対し、通帳発行・繰越ごとに1冊1,100円(税込)かかります。ただし通帳発行・繰越時に70歳以上の場合、手数料が無料です。またみずほマイレージクラブSステージの場合、通帳繰越時のみ手数料が無料になります。

「みずほダイレクト通帳」は、申込月の前々月以降の取引明細を最大10年分閲覧できます。つまり2022年8月に申し込んだ場合、2022年6月以降から最大10年間となります。他行と比較すると短めの印象ですね。

りそな銀行/マイゲート

現時点では紙通帳利用料は無料ですが、2023年1月16日以降に開設された口座については、年間550円(税込み)の通帳利用手数料が新設されることが発表されました。ただし口座開設時の年齢が70歳以上、給与または年金の受取口座にしているといった条件によって、無料となります。

りそな銀行には、「TIMO」という通帳を発行せずにインターネットで取引する普通預金があります。しかしこちらは、2023年1月16日に終了予定で、現在利用している方は自動的に無通帳型の口座として使用できます。2022年9月12日にりそな銀行のインターネットバンキング「マイゲート」がリニューアルするため、マイゲート契約日の前日以降から無期限で明細を閲覧できるようになります。

ネットで開設しても、口座管理手数料がかかる場合も

インターネット取引を利用して通帳利用手数料をさけることができても、みずほ銀行以外の銀行の場合、2年ほど利用していないと口座管理手数料がかかることがあります。

まとめ

紙の通帳のメリットは、記帳しておけば半永久的に取引明細が手元に残ることです。現在口座を持っている場合、銀行によって過去にさかのぼれる期間が決まっていますので、遡れない期間の取引明細を手元に残しつつネット通帳に移動させるのか、将来紙通帳の管理費用が掛かるまで現状のままでいるのか、検討したほうがいいでしょう。これから開設する場合は、せっかく口座を開けても一定期間使用しないと口座管理手数料がかかってしまい、場合によっては自動的に口座が解約となるケースもあるので、厳選して口座開設したほうがよさそうです。