<2023年1月更新>【都市銀行比較】紙通帳いる?いらない?

ネットバンキングが当たり前となり、都市銀行も新規口座開設時に紙の通帳を選択すると手数料がかかる時代となりました。紙の通帳を持つメリットは、記帳しておけば半永久的に取引明細が手元に残ること。紙通帳を選択したらいったいいくらかかるのか、通帳レスにしたらどんなメリットがあるのか、都市銀行で比較しました。(2023年1月20日現在)

三井住友銀行/SMBCダイレクト「Web通帳」

紙通帳の利用手数料をいち早く採用したのが三井住友銀行です。

2021年4月1日以降に普通預金口座を新規開設した場合、紙通帳の利用料として1口座につき毎年550円(税込)かかるようになりました。なお、口座の名義人が18歳未満または75歳以上の口座、口座名義人が非居住者の口座、Web通帳が申込できないサービスを契約している口座は対象外です。手数料は毎年2月8日に引き落とされるので、1月中にWeb通帳に切り替え手続きを完了させておけば費用はかかりません。

「Web通帳」のメリットは、30年後も遡って明細が閲覧できることですが、2019年以降の明細が対象となっています。つまり、いま現在では実質3年程度までさかのぼれるということです。他行にない特徴としては、パソコンやスマートフォンで明細をラベルで色分けしたり、何の費用なのかメモしたりすることもできるという点があります。

三菱UFJ銀行/三菱UFJダイレクト「Eco通帳」

2022年4月1日以降に開設された普通預金口座については、年間550円(税込)かかるようになりました。ただし、18歳未満もしくは70歳以上の個人の口座は対象外です。

「Eco通帳」は、明細が最大25カ月分閲覧できます。ただし、2022年3月以前に申し込んだ場合は申込月の前月から、2022年4月以降に申し込んだ場合は2022年3月1日以降の明細が25カ月分参照できる仕組みです。なお取引推移表を申し込めば、最長10年分の明細をPDFファイルにて無料で確認できます。

「Eco通帳」のメリットは、スーパー普通預金(メインバンクプラス)の取引で三菱UFJ銀行のATM時間外手数料が何回でも無料、提携先コンビニATM利用手数料が1回まで無料、「三菱UFJダイレクト」での他行あて振込手数料が1回まで無料となります。通帳レスにすればATMの手数料が無料になるといったサービスは、三菱UFJ銀行だけのようです。

みずほ銀行/みずほe-口座「みずほダイレクト通帳」

2021年1月18日以降に新規開設した口座に対し、通帳発行・繰越ごとに1冊1,100円(税込)かかります。他行と違い、手数料は1冊ごとです。ただし通帳発行・繰越時に70歳以上の場合、手数料が無料です。またみずほマイレージクラブSステージの場合、通帳繰越時のみ手数料が無料になります。手数料は、通帳発行や繰り越しの都度あるいは翌月25日に口座引き落としなどで支払います。なお毎年1月末時点で1年以上記帳がない場合、自動的に無通帳型の口座「みずほe-口座」に切り替えとなりますので、通帳を使い続けたいならこまめな記帳が欠かせません。

「みずほダイレクト通帳」は、申込月の前々月以降の取引明細を最大10年分閲覧できます。つまり2022年8月に申し込んだ場合、2022年6月以降から最大10年間となります。他行と比較すると短めの印象ですね。

りそな銀行/マイゲート

2023年1月16日以降に新規に開設された口座について、年間550円(税込み)の通帳利用手数料がかかるようになりました。ただし口座開設時の年齢が70歳以上、給与や年金の受取口座にするなど、「りそなクラブ」のステータスがパール以上といった条件によって無料となります。手数料は口座開設月から15カ月後に引き落とされます。その段階で残高が手数料の金額に満たない場合や、2024年1月以降の各月末時点で取引の未記帳が500件以上となった場合、自動的に無通帳型に変更となります。

無通帳の場合、取引履歴はりそなグループのアプリやインターネットバンキング「マイゲート」で確認できます。照会可能な期間は、2018年12月以降でマイゲート契約日の前日を起点にして、アプリの場合は無期限、マイゲートの場合は最長13カ月となっています。

ネットで開設しても、口座管理手数料がかかる場合も

インターネット取引を利用して通帳利用手数料をさけることができても、みずほ銀行以外の銀行の場合、2年ほど利用していないと口座管理手数料がかかることがあります。

まとめ

いまのところ、通帳利用料が有料なのは、ここ数年に新規口座を開設した方が対象となっています。

つまり長年にわたって口座を持っているなら、将来紙通帳の利用料がかかるまで現状のままでいるか、通帳レスのメリットを享受すべくネット通帳に移行させるのか、2つの選択肢があります。移行する際も、ネットで遡れない過去の明細については通帳に記帳しておけばそんなに不自由ではないかもしれません。

これから口座開設する場合は、せっかく口座を開けて通帳利用料が無料となっても、一定期間使用しないと口座管理手数料がかかってしまうので、稼働させることを前提に厳選して口座開設したほうがよさそうです。