最近話題になっているフィンランドってどんな国?

ロシアによるウクライナへの侵攻により、軍事的中立の立場から一転、NATO(北大西洋条約機構)への加盟申請を行ったフィンランド。一体どんな国か、調べてみました。※2022年5月26日現在。


どこにある?

フィンランドは正式名称をフィンランド共和国と言います。スカンジナビア半島の付け根に位置し、ノルウェーとスウェーデンに隣接する北欧の1国です。国土の1/3が北極圏内にあります。日本よりやや小さい約33万8,000平方キロメートルの国土に、約551万人の人々が暮らしています。

首都は?

ヘルシンキです。1952年夏季オリンピックが開催されました。映画「かもめ食堂」のロケ地としても有名です。

言語は?

言語はフィンランド語が中心です。

通貨は?

北欧の国では唯一、2002年からユーロを導入しています。EUには1995年に加盟しています。

※2020年1月1日~2022年5月26日 出所:Trading View

主要産業は?

国土の約7割が森林資源ということもあり、製紙・パルプ・木材といった森林産業が基幹産業です。輸出の約8割を占める製造業も重要な産業で、産業用機械等の製造技術は世界的にも有名です。貿易相手国としては、輸出入ともにドイツが1位です。観光にも力を入れており、ヘルシンキ国際空港はヨーロッパのハブ空港として注目されています。

主な貿易品目

輸出

車両・機械、石油精製品、化学製品、鉱物性燃料等

輸入

車両・機械、鉱物性燃料、化学製品等

貿易相手国

輸出

ドイツ(15.1%)、スウェーデン(10.3%)、米国(6.8%)

輸入

ドイツ(15.6%)、ロシア(13.9%)、スウェーデン(10.8%)

経済は成長している?

コロナの影響もあってか、2019年より下落基調です。しかしフィンランドは、世界最大級のスタートアップイベント「Slush」発祥の地であるほか、2017年に世界で初めてヘルシンキ周辺でMaaSのサービスを提供開始するなど、次世代を担う産業の成長が期待できそうです。

※MaaS (Mobility as a Service)は、スマホのアプリから、その人のニーズに応じて複数の公共交通や移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行えるサービス。

出典 世界銀行

フィンランドと言えば?

フィンランドと言えば、日本で大人気のサウナのイメージが多い方もいるでしょう。ヘルシンキには、観覧車に乗りながらサウナを楽しめるアトラクションがあります。また日本だと冬にしか会えないサンタクロースも、ロヴァニエミにあるサンタクロース村に行けば1年中会うことができます。それ以外にもアニメでおなじみのムーミン、デザインが人気のマリメッコ、食器で有名なイッタラやアラビア、アルバー・アールトの建築などが有名です。世界遺産は7つ登録されています。世界幸福度ランキングでは、フィンランドは2018年以降、1位を獲得しています。

観覧車のサウナ

※右側にある、ひとつ色が違うリフトがサウナ仕様です。

フィンランドの世界遺産

※2022年5月現在

フィンランドの企業に投資できる?

日本から個別銘柄で投資できるのは、ノキアです。フィンランドに本社があり、5G基地局市場で世界第3位を誇ります。ノキアは米国市場に上場していますので、米国株が投資できる証券会社から購入できます。

個別名柄

【NOK】ノキア/Nokia

※2020年1月1日~2022年5月26日 出所:Trading View

ETFやファンドを通じて、フィンランドの企業に投資できるものもあります。なお、組み入れ比率が変わる場合があります。

ETF

【1385】UBSユーロ圏大型株50

【1387】UBSユーロ圏株

【1388】UBSユーロ圏小型株

【VGK】バンガード・FTSE・ヨーロッパETF(海外ETF)

主な投資信託

フィデリティ・欧州中小型株・オープン

野村 ユーロ・トップ・カンパニー

欧州株式厳選F フルインベストメント

BR 欧州株式オープン

ニッセイ北欧株式ファンド<愛称 オーロラスター>

三菱UFJ ユーロ債券オープン(毎月分配型)

まとめ

サウナ、サンタクロース、ムーミンなど日本になじみの多いフィンランド。これからの産業に期待できそうですが、日本から投資をするには個別銘柄はハードルが高く、ETFやファンドなどのパッケージを使ったほうが簡単なようですね。

出所:外務省在フィンランド日本大使館国土交通省各ウェブサイトほか