7年ぶりに100ドル突破!乱高下する原油価格を考える

2022年2月24日、NY先物のWTI原油が2014年ぶりに1バレル=100ドルを超えました。約7年以上ぶりの高値圏。衝撃を受けた人も多かったのではないかと思います。

3月に入ってからも、原油価格は安定するどころか、急騰したり、100ドルを突然割ったりと乱高下が続いています。

この記事では、そんな昨今話題に事欠かない原油について考えていきたいと思います。

そもそも原油とは?

原油とは、油田から採掘したままの状態で、精製されていない石油のこと。

精製された石油は、発電所や工場、家庭などの熱源になったり、自動車や船、飛行機などを動かす動力源になったり、プラスチック製品の原料となるように、生活に近しい様々な用途で使用されています。


原油の主な原油生産国はアメリカやサウジアラビア、ロシアなどがあります。日本は全く生産していないわけではないものの、使用する原油のほとんどを輸入でまかなっています。

2022年の原油価格の動向

2022年に入ってから何かと話題になっている原油の価格をチャートで見てみたいと思います。

※チャートはTradingVeiwより引用


2022年の年初から見ると、原油価格は2、3月で大きく動いていることがわかります。

ロシアによるウクライナ侵攻により、2月から原油価格は急激に上昇し、100ドルを超える水準となりました。ロシアは原油の生産量の多い国で、供給が滞る可能性があることから急激な原油価格の上昇に繋がったものと考えられます。


2020年から現在もなお続いている新型コロナウイルスの影響で、約2年ほど原油価格は乱高下を繰り返していたものの、2022年に入ってからの急激な価格変動は目を見張るものがあります。


実は、原油価格は我々の生活にも密着しています。身近なところだと、ガソリン価格は原油価格が上昇すると同様に上がる傾向があります。原油価格が上昇すると、ガソリン価格もどんどん上がってしまうのです。


ロシアの情勢の長期化や、原油生産国であるアメリカ、サウジアラビアといった国々の状況によって、今後も原油価格が乱高下する可能性もあります。

まだまだ原油価格には注目していく必要がありそうです。

投資対象としての原油とは?

原油と一言に言っても、投資先は色々な種類があります。ここでは世界的にもよく取引される「WTI原油」について解説していきます。


WTI原油のWTIというのは、「West Texas Intermediate」の略で、米国南部のテキサス州とニューメキシコ州を中心に産出される硫黄分が少なくガソリンを多く取り出せる高品質な原油のことを指します。欧州産の北海ブレント、中東産のドバイと並ぶ、原油価格の代表的な指標のひとつです。


投資対象としてのWTI原油とは、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)に上場している先物商品の1つで、「WTI原油先物」と呼ばれるのが一般的です。

WTI原油先物は、取引量・市場参加者が多く、世界経済の動向をみるうえで重要な経済指標のひとつとも言われています。

乱高下はチャンス?原油に投資したいときは

前述のチャートで見たように、原油価格は上下に大きく動くことがある点から、投資対象としても人気があります。取引を行ったことがある人もいるのではないでしょうか。デリバティブ商品や先物取引が好きな人はチェックしてみるといいかもしれません。


実際に原油を取引したい場合は以下のような方法があります。

商品先物取引

ETF

CFD

各商品に関する詳細は以下の記事から。

▼ETF

▼CFD

商品先物取引、ETF、CFDそれぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合ったものでトレードすることが大切です。原油価格は大きく動くことも多々あるため、リスク管理を徹底して行うことが重要と言えるでしょう。

とりあえず少額から、まずは原油の投資がどんなものか試してみたいという人はETFからスタートするのがいいかもしれません。

著者はデイトレが好きなのと、上昇・下落どちらもチャンスにしたいため、ほぼ24時間取引できるCFDをやっています。レバレッジ取引に抵抗がない人であれば、CFDにチャレンジしてみるのも面白いと思います。

まとめ

原油は世界情勢で大きく価格の動くもの。世界に目を向けたり、ニュースを見るきっかけになるかもしれません。知らず知らずのうちに自身の生活にも関係している原油に、少しでも興味を持ってもらえたらと思います。

投資先としても市場が大きく、トレードチャンスもある原油。リスクはもちろんありますが、大きなリターンも狙えるため、興味のある人は投資にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。