キャッシュレス決済の利用が増加中!主なサービスも紹介
新型コロナウィルスのまん延を受けて、あらゆるサービスが「非接触」になりました。
とくに、さまざまな人の手を介する「お金」はその最たるもので、今後も現金からキャッシュレスの流れはますます加速していきそうです。
一口にキャッシュレス決済と言っても、いろいろな種類がありますよね?
恐らく、細かく振り分けるといろいろと分類ができますが、経済産業省の資料に書かれていた主な支払方法は、「クレジットカード」「デビットカード」「電子マネー」「QRコード・バーコード決済(以下、コード決済)」となっています。
キャッシュレス決済の利用は増えているの?
現在、日本人の支払い行動のうち、金額ベースで約30%近くがキャッシュレス決済になりつつあります。
(出所)経済産業省「中間整理を踏まえ、 令和3年度検討会で議論いただきたい点」(2021年8月27日)をもとに作成
特に、コロナ禍で旅行などの金額の大きな消費行動が落ち込む中での伸びというのは、キャッシュレス決済がより身近な支払方法になってきていると考えられるでしょう。
キャッシュレス決済利用の内訳は?
実際に使われているキャッシュレス決済の内訳をみてみましょう。
(出所)経済産業省「中間整理を踏まえ、 令和3年度検討会で議論いただきたい点」(2021年8月27日)をもとに作成
とくにコロナ禍に入り、コード決済のシェアは拡大しているようです。2019年のコード決済の利用額シェアは0.5%もなく、またデビットカードよりも低い状況でした。ところが2020年には倍以上の1.1%に及びました。
キャッシュレス決済のメリットとデメリット
実際、キャッシュレス決済にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
キャッシュレス決済のメリット
ネットショッピングで便利
ネットショッピングには商品の引き取り時に支払いも行う「代引き」支払いがありますが、「代引き」支払いを選択すると、別途手数料が発生することがあります。
現金を用意しておく必要があったり、「置き配」や「宅配ボックス」の利用ができないため受取場所で待機したりする必要があります。
クレジット払いをはじめとするオンライン上での決済が利用できれば、これらの悩みは解消できます。
非接触でお買い物
現金はあらゆる人の手を介するため、衛生面で懸念があります。
これらの不安もキャッシュレスであれば、例えば自分のスマートフォンやカードなど、身の回りの衛生面に気を付けることで解消できるでしょう。
ポイントを貯められる
キャッシュレスサービスの中には、利用状況に応じてポイントを付与するといった独自の付加価値を提供しているものもあります。
最近では、光熱費などの定期的な支払いにもクレジットカード決済を推奨しています。定期的にポイントも得られるのは嬉しいですね。
資金管理が容易
キャッシュレスサービスの多くは、すでにデジタル上での利用明細の管理を行っています。
比較的すぐに利用状況が反映されるため、お金の流れが明確です。
ATMなどの手数料を抑えられる
キャッシュレス決済を使い始めた人の多くから、「ATMを使うことが少なくなった」という感想を聞きます。
ATMの利用には手数料が発生することもしばしば。キャッシュレス決済であれば、そもそも現金の引出し回数がぐっと減るので、手数料に悩まされることも少なくなるでしょう。
キャッシュレス決済のデメリット
使いすぎに注意
お財布にある金額限りといった管理ができないため、キャッシュレス決済はうっかり使いすぎてしまうことがあります。
キャッシュレス決済のサービスの中には、使い過ぎを防止するような機能を備えたものもあります。
スマートフォンの電池残量に注意
電子マネーやコード決済サービスをスマートフォンで利用している場合、スマートフォンの充電が切れてしまって利用できなくなることもあります。
落とし物に注意
もちろん現金の場合でも財布を落としてしまうのは困りますが、任意の金額で決済が可能なキャッシュレス決済の場合、大きな金額を利用されてしまうといった問題も出てくるため、さらに注意が必要です。
主な電子マネーとコード決済サービスを比較
キャッシュレス決済サービスの中から、今回は電子マネーとコード決済サービスについてまとめていきます。
ちなみに、デビットカードについてはこちらの記事をご覧ください。
主な電子マネーサービス
そもそも電子マネーは、情報通信技術を通じて決済をする方法で、特定の企業が運営をしています。
銀行口座やクレジットカードなどに連携をしておくことで、スマートフォンやカードをレジの端末にかざすだけで決済ができるのが一般的です。
いくつかのサービスについて解説をした記事もありますので、こちらもご覧ください。
主なコード決済サービス
買い物の際に、スマートフォンなどのアプリを起動してバーコードを提示したり、QRコードを読み取ることで決済が完了する支払い方式です。デジタル送金やオンライン決済にも対応していることが多く、ネットショッピングの決済方法としても主流になりつつあります。
コード決済サービスの中には、電子マネーと連携をしたり、さまざまなキャンペーンやクーポン配布を展開しているサービスも多く、そのサービス内容は多様化しています。
いくつかのサービスについて解説をした記事もありますので、こちらもご覧ください。
まとめ
今回は、キャッシュレス決済の全体像についてまとめてみました。
通常の現金であれば受け取れないようなメリットがある一方、情報の流出を含め、十分に留意することも必要です。
また、サービスの多様化が進んでいます。例えば、
- メルペイはiDの機能も兼ね備えている。
- モバイルSuicaは楽天ペイでチャージができる。
などがあります。
どれが自分にあっている決済サービスなのかを選択する必要があります。
例えば、よく行くお店で使えるのか、チャージの環境が身近にあるのか、セキュリティやサポートは万全か、すでに貯めているポイントと連携できるのか、などトータルで考えたいものです。
また、マイナポイントがもらえるという視点を重視する人もいるかもしれません。
その場合は、こちらの記事もぜひご覧ください。
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