日本「株」シリーズ2022 ヤクルトvs.オリックス

「SMBCプロ野球日本シリーズ2022」が幕を開けました。昨年と同様、ヤクルト・スワローズとオリックス・バファローズの戦いが繰り広げられています。ヤクルト・スワローズが2年連続で日本一になるか、オリックス・バファローズが意地を見せるのか見どころです(2022年10月26日現在)。

ということで、双方の親会社であるヤクルト本社(2267)とオリックス(8591)について、株式投資の視点から改めて調べてみました。

親会社の基本情報

両チームの親会社であるヤクルト本社とオリックスは、いずれも東証プライムに上場、取引単位は100株となっています。

ヤクルト本社(2267)

「ヤクルト」や「ソフール」などに代表される乳製品の製造・販売のほか、医薬品や化粧品なども手掛けています。ヤクルトは国内だけでなく、アメリカやヨーロッパ、アジア、南アメリカなど、世界中で販売されています。最近では、「ヤクルト1000」が爆発的な人気となったことが話題になりました。

【基本情報】

◎設立:1955年

◎プロ野球チームの親会社になった年:1970年

◎業種:食料品

◎決算:3月

オリックス(8591)

リースや生命保険、不動産、銀行、カードローンなど金融に関する事業を幅広く手掛けています。アメリカ、オランダ、中国、オーストラリア、インドなど世界中に拠点があります。

【基本情報】

◎設立:1964年

◎プロ野球チームの親会社になった年:1989年

◎業種:その他金融業

◎事業内容:リース事業、法人金融、産業/ICT機器、環境エネルギー、自動車関連、不動産関連、事業投資・コンセッション、銀行、生命保険など

◎決算:3月

株価の推移は?

2022年10月26日現在、年初来の安値と高値は、ヤクルト本社は5,620円/8,600円、オリックスは1,983.5円/2,568.5 円となっています。昨年からの値動きを見ると、ヤクルト本社は今年に入って急成長しているのがよくわかります。一方オリックスは、2021年は右肩上がりでしたが、今年に入ってからは値動きの変動が大きくなっています。

※出所:Treading View

基本指標はどうなっている?

ヤクルト本社とオリックスは業種が異なるので単純比較はできませんが、ROAやROEが高いのはヤクルト本社です。一方、PBRやPERの視点から見ると、オリックスは割安といえます。

基本指標一覧

※株価、PBR、PERは2022年10月26日現在。それ以外は2022年3月末現在。基本指標の説明はこちら

株主優待はある?

2022年現在、株主優待があります。しかしオリックスについては、2024年3月で廃止となると発表されています。

ヤクルト本社の株主優待

自社商品詰め合わせ

条件:3/31時点で100株以上所有(1000株以上)。

3年以上継続して株式を保有すると「化粧品」もセットとなります。

東京ヤクルトスワローズオフィシャルファンクラブに入会できる権利

条件:9/30時点で100株以上所有。

100株以上1,000株未満の場合、スワローズクルー「ライト会員」への入会権、1,000株以上はスワローズクルー「レギュラー会員」への入会権となります。

オリックスの株主優待

オリックスの株主優待は、2024年3月をもって廃止となります。

ふるさと優待

条件:3/31時点で100株以上所有の国内居住者。

オリックスグループの全国のお取引先が取り扱う商品を厳選したカタログギフトの中から好きな商品を1点選択。100株以上を3年以上継続保有場合、ワンランク上のカタログギフトの中から選べます。

株主カード(半期決算ごと)

提示すると、オリックスグループが提供する各種サービスを割引価格で利用できるカード。有効期限内に何度でも利用できます。

業績予想は?

ヤクルト本社は2022年3月の当期純利益449億円に対し、2023年3月は480億円の予想を発表しています。一方オリックスは、中長期成長の視点を重視するということで、2025年3月の目標値として4,400億円を掲げています。

まとめ

「ヤクルト1000」の人気のおかげか、ヤクルト本社の株価は今年急成長しました。この人気がさらに続くかどうか、気になるところです。一方オリックスは、今年の株価は値動きが激しい傾向があるものの、2021年前半よりは高い水準でキープしています。また2022年度と2021年度の業績と比較すると、両銘柄とも上回る結果となりました。もし株主優待を重視するならば、オリックスは権利が受け取れるのはあと2回しかないので、計画を立てて投資するのがよさそうです。