日本「株」シリーズ2021 ヤクルトvs.オリックス

「SMBCプロ野球日本シリーズ2021」が閉幕しました。今年はヤクルト・スワローズとオリックス・バファローズが熱戦を繰り広げ、4勝2敗でヤクルト・スワローズが20年ぶりの日本一に輝きました。両チームとも前年リーグ最下位だったとは思えないほど毎回見ごたえある試合展開に、ファンのみならず注目されたシリーズだったようです。

ところで、双方の親会社はヤクルト本社(2267)とオリックス(8591)。株式投資の視点からはどうなの?と思い立ち、ちょっと調べてみました。

親会社の基本情報

両チームの親会社であるヤクルト本社とオリックスは、いずれも東証第一部に上場、取引単位は100株となっています。

ヤクルト本社(2267)

ヤクルトやソフールなどに代表される乳製品の製造・販売のほか、医薬品や化粧品なども手掛けています。ヤクルトは国内だけでなく、アメリカやヨーロッパ、アジア、南アメリカなど、世界中で販売されています。

【基本情報】

◎設立:1955年

◎プロ野球チームの親会社になった年:1970年

◎業種:食料品

◎決算:3月

◎売上高:385,706百万円

◎純利益:39,267百万円

◎配当金:52円

※2021年3月現在

オリックス(8591)

リースや生命保険、不動産、銀行、カードローンなど金融に関する事業を幅広く手掛けています。アメリカ、オランダ、中国、オーストラリア、インドなど世界中に拠点があります。

【基本情報】

◎設立:1964年

◎プロ野球チームの親会社になった年:1989年

◎業種:その他金融業

◎事業内容:リース事業、法人金融、産業/ICT機器、環境エネルギー、自動車関連、不動産関連、事業投資・コンセッション、銀行、生命保険など

◎決算:3月

◎売上高(2021年3月):2,292,708百万円

◎純利益(2021年3月):192,384百万円

◎配当金(2021年3月):78円

今年の株価推移は?

2021年11月26日現在、年初来の安値と高値は、ヤクルト本社は5,110円/6,640円、オリックスは1,567円/2,404 円と、いずれも年明けが最安値でした。その後オリックスは順調に右肩上がりを続けていますが、ヤクルト本社は5月に急上昇するも9月に急落。現在は5,600円~6,000円の間で推移しています。

※出所:Treading View

基本指標はどうなっている?

ヤクルト本社とオリックスは業種が異なるので単純比較はできませんが、ROAやROEが高いのはヤクルト本社です。一方、PBRやPERの視点から見ると、オリックスは割安といえます。

基本指標一覧

※株価、PBR、PERは2021年11月26日現在。それ以外は2021年3月末現在。基本指標の説明はこちら

株主優待はあるの?

いずれもの銘柄も、株主優待があります。

ヤクルト本社の株主優待

自社商品詰め合わせ

条件:3/31時点で100株以上所有(1000株以上)。

3年以上継続して株式を保有すると「化粧品」もセットとなります。

東京ヤクルトスワローズオフィシャルファンクラブに入会できる権利

条件:9/30時点で100株以上所有。

100株以上1,000株未満の場合、スワローズクルー「ライト会員」への入会権、1,000株以上はスワローズクルー「レギュラー会員」への入会権となります。

オリックスの株主優待

ふるさと優待

条件:3/31時点で100株以上所有の国内居住者。

オリックスグループの全国のお取引先が取り扱う商品を厳選したカタログギフトの中から好きな商品を1点選択。100株以上を3年以上継続保有場合、ワンランク上のカタログギフトの中から選べます。

株主カード(半期決算ごと)

提示すると、オリックスグループが提供する各種サービスを割引価格で利用できるカード。有効期限内に何度でも利用できます。

2022年の業績予想は?

各社の決算短信によると、ヤクルト本社、オリックスともに連結業績予想は前年度に比べてプラスと予想しています。

親会社株主に帰属する当期純利益

まとめ

今回の日本シリーズでヤクルト・スワローズファンになった、ということであれば、ヤクルトの株主優待を狙ってもいいかもしれません。割安株に興味があるなら、オリックスの値動きにも注目です。