海外投資の大敵・為替リスクを抑える!トライオートETFを徹底解説①
コロナ禍にも関わらず、投資家の間では海外株———とくに米国株は話題ですね。
ステイホームなどでできた時間を生かして、少しハードルの高い海外株にも挑戦をしてみようという人が増えたのかもしれません。
一方で為替の面では円安が進み、日本の投資家の中にはタイミングを見計らっているという人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、為替リスクを抑えて海外投資ができるインヴァスト証券さんの「トライオートETF」についてご紹介します。
その前に……海外投資のメリットを確認しよう
そもそも、海外投資にはいくつものハードルがあるのに、それでも多くの投資家が注目する理由———それは、力強い株価の上昇にほかなりません。
例えば、いまや米国株の代名詞と言われるGAFAMの中で最も若い会社であり、つい最近「Meta」に社名を変更した「Facebook(FB)」の10年間の株価変遷を見てみましょう。
このように紆余曲折はあるものの、2012年5月に上場をしてから2021年10月末までに約10倍となっています。
このように海外に目を向けてみると、大きな成長を見せる株がたくさん見つかるはずです。
日経平均との比較など海外投資の魅力については、こちらの記事もご覧ください。
海外株を探す際のハードルを取り除くのがETF
GAFAMのような有名な企業であれば、日本でも多くの投資家やメディアが情報を提供していますが、将来10倍以上の価格になる株を日本にいながら探すことは難しいかもしれません。
そこで手軽に海外に投資できる方法がETFです。
ETFは、指数に連動する値動きをするように設計された商品で、複数の銘柄にまとめて投資をするのと同じ効果を持つため、少額で分散投資が可能です。
また保有期間中のコストが投資信託よりも安いため、長期投資にも向いています。
もちろん、個別の有望株を発見する方が利益は大きいですが、分析の手間やリスク分散などを考えると初めての海外投資にはETFが良いと思います。
実際、米国の代表的な指数であるS&P500は過去10年で3.6倍、話題のナスダックも過去10年で5.8倍の成長を見せています。
さらに詳しいETFの魅力について、またインデックス投資信託との違いについては、こちらの記事もご覧ください。
トライオートETFのしくみ
トライオートETFは「ETF」とうたっていますが、正確な商品性としては「ETFに投資をするCFD取引」です。
CFDはFXなどと同じ「差金決済取引」で、投資対象が為替でなくETFになります。
少し難しそうに思えますが、実はCFDならではのメリットがたくさんあります。
CFDについてはこちらの記事もご覧ください。
トライオートETFのコストや配当は?
取引に関するコストなどは投資家にとっての最重要関心事項です。トライオートETFのコストや配当を一般的なETFの取引と比較してみましょう。
このように、トライオートETFには一般的にかかりやすい取引手数料や両替手数料は無いものの、特有のコストが発生します。
その点には要注意ですが、それでも現物取引の手間やコストと比較すると、個人的にはオトクだと感じます。
トライオートETFの取引画面は?
トライオートETFの画面は、一般的な株取引の画面とは異なり、FX取引の画面のように「売値」と「買値」が表記されています。
自動売買を実施しない場合は、まず自分が購入したい銘柄を選択し、注文方法を選びます。
発注数量を決めたら、「買い」から入るか「売り」から入るか決定します。
FX取引をしたことがある人であれば、とてもなじみ深い画面かも知れません。
また、「売り」注文から入れる点もCFDならではの注文方法と言えます。
(画面はあくまでイメージです。取引環境により変わります)
トライオートETFのメリットとは?
トライオートETFのメリットを整理すると、主にこのようなものが挙げられます。
- 日本円を両替する手間が省ける
- 為替リスクを軽減できる
- 投資先が分かりやすい
- 資金効率が良い(レバレッジ取引ができる)
- 自動売買ができる
整理してみるといっぱい出て来たので、詳細については前後編に分けて解説していく予定です。
<メリット1>日本円を両替する手間が省ける
トライオートETFはCFDで取引をするため、現物取引のように日本円を現地通貨に両替する手間が省けます。
上図の通り、両替自体の手間や両替手数料が省けるほか、為替の動きでタイミングを計る必要もありません。
また全て日本円で管理ができるため全体の損益も見通しやすく、一つの口座で国内から海外までさまざまなETFに投資ができるのも大きな魅力と言えます。
<メリット2>トライオートETFは為替リスクを軽減
海外ETFを始める際の大きなリスクの一つとして「為替リスク」があります。
前述のとおり、トライオートETFはFXなどと同じ「差金決済取引」です。FXというとハイリスクなイメージがありますが、「値動きしている部分についてのみ為替の影響が発生する」ため、為替リスクの軽減が可能なのです。
現物取引との違いについても数値で比較してみましょう。
<計算の条件>
- 元本:100,000円
- 1ドル=100円の時に1,000ドルの株を購入
現物取引の場合、株が200ドルのプラスになったにも関わらず、円高になった場合には日本円でマイナスになってしまいます。
トライオートETFでは株価がプラスであれば、円ベースでも必ずプラスを出すことができるのです(手数料等は考慮していません)。
株が200ドルのマイナスになった場合、円安が進むと現物取引の方がマイナスが少なくなる可能性がありますが、全体的にトライオートETFの方が為替によるマイナスの影響は小幅となります。
そもそもETFは、2つのパワーバランスにより価格が決まるFXなどと違い、企業の株価をベースとしているため、健全な経済環境であれば中長期ではプラスになりやすい仕組みになっています。
だからこそ、「トライオートETF」の為替リスクを軽減する仕組みが生きてくるのです。
まとめ
今回は、海外投資の大敵である為替の手間やリスクを抑える点にフォーカスをして「トライオートETF」をご紹介しました。
実はトライオートはFXにも投資ができますが、細かいトレードや相場を読むのが苦手な方には、長期単位では上昇相場になりやすいETFの方がおススメかと思います。
残る3つのメリットは、別のタイミングでご紹介します。
- 投資先が分かりやすい
- 資金効率が良い(レバレッジ取引ができる)
- 自動売買ができる
トライオートETFについてもっと詳しく知りたい場合はこちら
※今回の記事の数字や計算には、それぞれ金利、手数料、配当、税金などを考慮していません。あくまでイメージです。
※チャート画像については、TreadingViewさんを使用しました。
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