初めて株式投資をするのなら、 米国株から始めなさい。

こんにちは!!  マネー探検隊の米国株担当、ヒロミンです。

初めて株式投資をするのなら、米国株から始めなさい。それが私の正直な主張です。

こんなことをいうと、「いやいや、いきなり米国株は無謀でしょう。日本株で経験を積んだ後ならわかるけど」なんて反感を買うのではないでしょうか?

しかしながら、本当にそんなことはありません。むしろ米国株に慣れたら日本株、という順序の方がいいとさえ考えます。

なぜならさまざまな観点から検討して、米国株ほど株式初心者に簡単で易しい投資対象はないからです。

そんな馬鹿な?

不定期連載、超かんたん!!米国株講座① スタートです。


見えてくる米国株の真実!

なぜ初心者こそ米国株なのか? なぜ簡単で易しいのか?

その答えは世界の代表的な株価指数の値動きを比べてみれば見えてきます。

日本に日経平均という代表的な株価指数があるように、世界各国にもその国を代表する株価指数がありますよね。

それらを過去30年間という長期スパンで俯瞰してみるとどうでしょう。

指数チャートを見る前に、ちょこっとその国の株式相場の状況をイメージしてみて下さいね!きっと意外な事実が浮かび上がってきます。

検証期間は原則1991年11月~2021年10月までの30年間に統一しました。

その① 米国・ダウ平均

今回の主役、米国の代表的な株価指数のダウ平均から見てみましょう。

ダウ平均といえばアクティブでエキサイティング、値動きが激しく非常に荒っぽいイメージでしょうか?

いかがでしょう? ダウ平均の値動き。

米国株市場はこの30年間に2001年の同時多発テロ、2008年のリーマンショック、さらには直近のコロナ禍など、いくたの惨事に見舞われ、その都度大きく急落してきましたね。

ところがしばらくすると必ず力強く回復して、長期的には緩やかに安定して上昇してきたのがわかります。

結果、米国株市場はここ30年間でなんと約12.4倍に成長しているのです。

その② 中国・上海総合指数

続いてGDP世界第2位、中国の代表的な株価指数の上海総合指数を見てみましょう。さかのぼれるデータが1994年の2月からですので、過去28年弱となります。

中国といえば、とにかく急成長したイメージですよね。もしかしたら米国以上に?

どうでしょうか? 上海総合指数のここ30年間の成長は約4.6倍、成長はしたものの米国株市場ほどではなかったですね。しかもチャートを追うと値動きの上下動がかなり激しい。

リーマンショック前にはバブルの崩壊も経験しているようです。上海株式市場は成長力が高い半面、価格変動の度合いも高い市場というわけです。

その③ イギリス・FTSE100

欧州の主要な株価指数、イギリスのFTSE100も見てみましょう。

欧州の株式市場については実はよく知らないのですが、なぜか落ち着いた値動きのイメージがないでしょうか?

パッとひと目見ただけでわかりますが、FTSE100の値動きは意外にも激し目ですね。その割に指数の成長率はここ30年で約3倍とやや控えめです。

その④ インド・SENSEX

新興国も見てみましょう。BRICsの一角、インドのSENSEXです。

BRICsというワードが流行っていた15年くらい前までは、大きく成長していたものの、その後はいまいち低迷していた?そんなイメージでしょうか。

とんでもない。まったく違っていました。インドのSENSEXはイメージに反して値動きの上下動が比較的緩やかなうえ、ここ30年でなんと約31.2倍に成長していました。ダウ平均をはるかに上回っています。

インドという国は困難を乗り越えながら、昔もいまも株価は爆発的に成長していたのです。驚かされます。

その④ 日本・日経平均

最後はわが国の代表的な株価指数、日経平均です。日経225と呼ばれることもありますね。

最近は日経平均が30年ぶりに30,000円を突破したとかしないとか、調子が良さそうですが...

チャートを見れば一目瞭然。意外と値動きの上下動が大きいうえに、30年前と見比べてそれほど成長していないのがわかります。

過去30年間の成長度合いはわずかに約1.3倍。今回取り上げた指数のなかでは圧倒的に最下位です。ショックとしかいいようがありません。

実は日経平均の史上最高値は1989年12月29日につけた3万8915円です。つまり日本の株式市場は32年の長きにわたって最高値を更新できていない、世界でも珍しい市場なのです。これこそ“失われた30年”の現実です。

それでなぜ米国株?~結論として~

ここまで世界各国の株式市場の値動きを代表的な株価指数を通じて見比べてきました。

各指数の値動きと成果を比較すれば、実は米国株ほど値動きが緩やかで長期的には安定して上昇していたことがご理解いただけたのではでしょうか?

ダウ平均を過去100年に広げてみると・・・

ではそのことと、株の初心者とはどう関係するのでしょうか?

はい。株式の投資には大きく2つの方法がありますよね。

ひとつは値動きの上下動をとらえて利益を得る、デイトレーダー的なやり方です。

もうひとつは、一度買ったら長く持ち続けて、成長をじっくりととらえていくやり方です。いわゆるBuy and Holdというやつですね。

この2つの投資方法、株の初心者にとってはどちらが簡単で易しいでしょうか?

当然後者ですよね。

それには上がったり下がったりしながらも必ずといっていいほど長期的には上昇していく市場が必要です。そんな条件に世界で最も合致しているのが米国株市場というわけなのです。


ちなみにダウ平均をさらに過去100年まで広げたチャートがこちらです。

時間軸を広げれば広げるほど、いくたの惨事を乗り越えて長期的に安定して成長している姿が見てとれます。

実は米国株市場はこの100年でなんと約464.3倍に成長したことがわかています。これぞGDP世界チャンピオン、米国の底力でしょう。

長期チャートで見れば、1929年のウォール街大暴落、1987年のブラックマンデーなどはもはやなかったかのようですね。


ここ30年間で各国市場はどのくらい成長したのか、一覧にしたのが下記の表です。

インドなどの新興国市場も魅力?

上の表でもわかる通り、インド株やブラジル株などは米国株以上に魅力があるのでは?と考えた人もいるかもしれません。確かにインドやブラジルなどの新興国株は魅力的ですね。


ただし、今のところ大手ネット証券をはじめ日本ではこれらの新興国株式に直接投資できるサービスはありません。

残念ですが、投資したい場合は個別株ではなく、インドやブラジルにまるごと投資できるETFを利用するしかないのが現状です。

といっても株の初心者の方でインドやブラジルの個別銘柄をいったいいくつご存じでしょうか? その意味ではいまのところ、新興国の個別銘柄への投資は上級者向けと言えそうです。

その点、米国株であれば、ダウ平均だけでなく、S&P500、さらにはナスダックといった主要3指数に採用されている、ほとんどの銘柄を自由に直接取引できます。また米国株なら初心者の方にとってもアップル、マイクロソフト、アマゾンなど普段から馴染み深い銘柄がたくさんあるはずです。

日本株をどう評価する?

日本株は長期ではあまり伸びていないといいましたが、それはあくまで全体での話です。

日本株の中にももちろん長期で安定して成長する銘柄はたくさんあるでしょう。しかし、それらを発掘するには、知識と経験の少ない初心者には少しハードルが高いかもしれない。

米国株の長期投資で株式投資の感覚を身に着けてから、中級者、上級者として日本株にチャレンジしても遅くはないのでは? と考えたのはそうした理由からなのです。

まとめ

さていかがだったでしょうか?

株の初心者こそ、米国株が簡単で易しいということが、おぼろげながらでも感覚的にご理解いただけたでしょうか?

それでも「そうはいってもまだまだ不安が残るな。だいたい具体的には何に投資をすればいいのか、投資するまでの手続きが難しそう」といった感想が聞こえてきそうです。

はい。超かんたん!!! 米国株講座 for beginners では、これから不定期ながらそうした疑問や不安を1つひとつ、つぶしていきたいと思います。そうやって米国株の持つダイナミックな魅力を少しでもお伝えできれば幸いです。

どうぞご期待下さい!


*本ブログ内に掲載してあるチャートはすべて、高性能な多機能チャートツールのTradingViewより、引用いたしました。