最近メディアでよく聞くけど…そもそも「株主優待」とは?

投資をはじめるきっかけとして「株主優待」を挙げる方もいるかと思います。

最近ではTVなどメディアで取り上げられることも多くなり、これまでより興味を持っている人は多いはず。ワードは耳にするけれど、でも実際どのようなものか知らない人もまた多いのではないでしょうか。

株主優待とは…

株を購入した株主への還元方法として、「配当金」がありますが、それとは別に年に1、2回、御礼として自社製品や自社サービスの優待券や割引券を贈呈します。これが「株主優待」です。

企業によりますが、お米や地域の特産品といったものを贈ることもあります。現在、上場している約3,700社のうち優待制度を行っている企業は1,500社ほどあります。

株主優待は、配当+「プレゼント」がもらえることから株主にお得なイメージですが、企業側も自社製品やサービスを知ってもらうことでファンを増やす機会=投資家の数を増やし、安定株主を確保するための機会でもあるのです。

株主優待をもらうには…

まず優待制度を実施している企業の株を保有することですが、注意したいポイントが2つほどあります。

➀購入のタイミング

買いたい企業(銘柄の株)が定めている権利付き最終日(権利確定日の2営業日前)までに株を購入し、翌営業日(権利落ち日)まで保有している必要があります。権利付き最終日の翌営業日である「権利落ち日」に買付けをしても、狙っている当月の株主権利を取得することはできません。

②条件を要チェック!

優待制度を受けるには条件を満たしている必要があります。

100株以上というのが一般的ですが、株数によって優待内容が異なることもあるので、狙った優待をもらうのにどのくらい株数が必要か要チェックです!

また保有年数によって優待がすぐには受けられない場合もあるのでこちらも注意してください。


優待品は権利確定後、自宅に送られてきます。しかし、すぐに手に入るわけではなく、2~3カ月後…忘れたころにふとやってくる感じです。ある日突然「プレゼント」が届くというのも、株主優待の楽しみのひとつです。



<11月が利益確定月の銘柄一例>

株主優待は、企業の決算月や中間決算月、つまり「利益確定月」に権利が発生します。

11月が権利確定月の企業は約40数弱ありますが、ごく一部挙げてみると…

こんな感じです。

その他、アヲハタ(2830)、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)、串カツ田中ホールディングス(3547)など。例に挙げた企業は、自社サービスが優待品となっていますが、QUOカードやグルメカードなども優待品として人気があるようです。

よく知っている企業もありますが、優待をきっかけに知らない会社も企業サイトをのぞいてみるのもなかなか面白いです。

まずは無理なく、少額からはじめてみる?

投資初心者にとって「株を買う」という行為は、かなりハードルが高いものではないでしょうか。有名企業や優待品で選んでみたら、優待を受けられる100株の購入金額が40万円超…。はじめての投資でなかなか踏み出せる金額ではないかと思われます。

でも、よく探してみると、

  • クックパッド(最低投資金額23,900円)
  • ペッパーフードサービス(最低投資金額37,100円)

など、よく知られている企業でも5万円以内で購入できるものもあるのです。

※2021年10月22日現在

優待制度のある企業サイトをひとつずつ探すのはかなり大変ですが、「みんかぶ」や「ザイ・オンライン」などのマネー系サイトや各証券会社HPから少額で購入できる銘柄を探してみてはいかがでしょうか。

優待品につられがちだけど・・・

「お米、お肉や商品券~♪」とカタログギフトのように優待品のページを見るは楽しいですし、ウキウキします。しかし優待品は企業の業績がしっかりしているからこそ受け取れるもので、業績不振や株価低迷から、優待の改悪や廃止になることもあります。

「株主優待」という言葉がひとり歩きしていますが、「投資商品」であることを忘れずに、購入前にまず企業の業績や将来性などを冷静に判断することが大切です。

株主優待へのステップ

ここまで「株主優待とは?」から一歩を踏み出すまでの注意・ポイント的なことをお伝えしましたが、その前にもっと大事なステップがあります。

それは、証券会社で口座を持つことです!株の売買は、証券会社を窓口として購入します。

証券会社もSBI証券楽天証券GMOクリック証券松井証券などその他多数ありますが、銀行口座との連携、ポイント活用、サイトの見やすさなど、より自分の環境にあった証券会社を選んで始めてみてはいかがでしょうか。

証券会社で株を買う前にこの記事もチェック!