【株式投資入門】証券会社比較<信用取引編>

株式投資には現物取引と信用取引があります。

信用取引とは、現金や株式を担保として証券会社へ預けることで、お金を借りて株式を買ったり、株券を借りて、それを売ったりする取引のことです。

ここでは、信用取引でかかるコストについて紹介していきます。

信用取引でかかるコストの種類

信用取引には一般的に言われる手数料の他、金利などいくつかのコストがかかります。代表的なものが以下の4つです。


手数料:信用取引を売買する際の手数料。証券会社の価格設定にもよりますが、購入金額によって金額が変動します。

買方金利(日歩):証券会社からお金を借りて信用買いを行う際に発生する金利のこと。日歩とも呼びます。

売方金利:証券会社へ貸株の担保として売却代金を預けることにより発生し、投資家が受け取ることのできる金利のこと。

貸株料:信用取引で売り建てをする際に、証券会社から株を借りる際に発生する貸出料のこと。

品貸料(逆日歩):信用取引で売り建てた借株に対し、貸株料とは別に発生することのある金利。逆日歩とも呼びます。


信用取引は買いだけではなく、空売りができるため、取引に応じてかかる金利が異なります。保有する期間によっても金利が変動するため、自身の取引に応じてどのようなコストが発生するかを確認する必要があります。

主な証券会社の信用取引手数料・買方金利

ここでは、1ショットの場合(特別なプランなどがない場合)の手数料をネット証券を中心に比較していきます。

※2021年10月22日時点。

※ワンショットの場合の手数料比較。証券会社によっては、1日定額プランのような、より有利に取引できるプランを取り揃えている場合があります。

まとめ

信用取引は1日に同じ銘柄を複数回取引できたり、株主優待を取りながら株価変動のリスクを軽減するためのクロス取引を行うことができるといった、株式投資家にとって大きなメリットが存在します。

そんな信用取引を行う際の会社選びのポイントは以下が考えられます。


ポイント①:1日にどの程度の金額を取引するか

大口と言われる取引を行っている投資家の方は大口優遇を受けられる会社がいいでしょう。大口優遇は会社によって手数料が無料になったり、買方金利が低く設定されていることがあります。大口優遇を受けたい投資家の方は以下のような証券会社が選びやすいかもしれません。

SBI証券

楽天証券

auカブコム証券

岡三オンライン証券


ポイント②:大口優遇が受けられるほど取引はしないけれど、とにかく手数料を抑えたい

大口優遇はハードルが高いけれど、1日定額プラン内に取引価格がおさまらなかったり、取引の頻度が多い投資家の方はどれだけコストを抑えられるかが大きな課題となるでしょう。

そんな投資家の方は、無条件で手数料が無料だったり、金利が抑えられる以下のような会社が選びやすいかもしれません。

SBIネオトレード証券

立花証券e支店

DMM.com証券

※SBIネオトレード証券、立花証券e支店はいずれも条件なしで信用取引手数料が無料。DMM.com証券は300万円以上の信用取引手数料が無料。


ポイント③:株主優待を株価変動リスクを抑えて取引したいか

株主優待を狙って日本株の取引をしている投資家の方もいることでしょう。しかし、優待の時期に株価の変動によって、損をしてしまう可能性も投資をしているとつきものです。株価変動のリスクを抑えるために、買い建てと売り建ての両方のポジションを持つ「クロス取引(つなぎ売り)」が信用取引なら可能です。

クロス取引を行いたい投資家の方は以下のような証券会社が選びやすいかもしれません。

GMOクリック証券

松井証券

マネックス証券


もちろん、ツールの使いやすさや注文のスピードなど、証券会社選びの要素はさまざまです。しかし、自分に合った取引をより有利な環境で行うために、手数料は非常に重要なポイントといえるでしょう。

証券会社選びに悩まれている方や、見直しを考えている方はぜひ一度手数料の比較もしてみては。