2009年5月アーカイブ

チェコの週末
2009年5月12日 08:40
―――生活習慣など、チェコへ来て驚いたことはありますか。

編集部:趣味にすごくお金を使う人が多いですね。

A氏:そういうことには糸目をつけない。文化的なレベルは高いと
    思いますね。

編集部:私の主人は自転車なのですが、それに合わせた靴だったり
     洋服だったり、備品も買って。合計するとすごい財産にな
     るのですが、そこは見えない、というような。そういうも
     のだと思って買っているのだと思いますね。

A氏:自転車好きの人は多いですね。そして、みんなすごくいい自転
    車に乗っている。

―――それも何か、ここ数年で増えてきたような傾向なのですか。
    日本では、この2、3年くらいで自転車で会社に通うサラリ
    ーマンも増えてきているようなのです。健康のためと、環境
    への配慮といった流れの影響もあるようなのですが。

A氏:チェコでは昔からですね。

編集部:こちらはスポーツで、という感じです。マウンテンバイクです
    ね。プラハは坂が多いので、あまり乗れないですが。郊外に
    車に積んで持っていって、野原や森でヘルメットをかぶって
    本格的に乗るという人が多いようです。

A氏:通勤で乗っている人はあまりいないですね。

―――多くの人は郊外に別荘をもたれていて、週末に過ごされると
    聞きましたが。

編集部:別荘というより、ほとんどは小屋というくらいのものですが。

A氏:別荘という、ちゃんと家みたいな人もいれば、小屋というか、
    お風呂もなくて物置きのちょっと豪華な、くらいのところが
    多いですね。

―――やはり実際も週末は別荘で過ごす人が多いのですか。そこでは
    どのように過ごされていますか。

A氏:うちにはないのですが、自分のところだけでなく、持っている
    友達のところに訪ねることも多いですよ。

編集部:今週は誰々という感じで。

A氏:そうですね。あちこち行って。別に何をやっているというので
    もないのですが。自転車もひとつですが、ガーデニングとか
    ですね。同時に、田舎暮しという一面もありますね。共産主
    義時代のときに外国へ行けなかったから、近場でレジャーを
    自分達で生み出したようなところもあるのでしょうね。
    日本人が考えるような豪華な別荘で、牧歌的なというばかり
    じゃない。例えば野菜など、共産主義時代は外貨がないから
    果物や野菜が手に入らないんですね。そういう輸入できない
    食べ物、果物などをつくったりとか実用的なものもあるので
    すよ。

チェコでは、週末は家族や友人たちと郊外へ行って、自然の中で
過ごす人が多いというので、アウトドアな一面は意外な気がしました
が、共産主義だった時代などの背景を聞くと、なるほど、と
思えますね。

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チェコのブーム
2009年5月 7日 18:16
―――チェコでは日本に対してどのようなイメージを持たれている人
    が多いですか。

I氏:年代によるのだと思うんですけど。中国とあまり分別がついて
    いない人も多いですね。

A氏:最近は、お寿司のことを聞かれることが多いです。日本人だっ
    て言うと、寿司はどうだとか生の魚はどこで食べれるのだと
    か、いいレストランはどこかなど、よく聞かれますね。日本
    人っていうと一回はその話題がのぼります。

―――チェコで流行っているものはありますか。

I氏:ベビーブームなのかな、という印象があります。少子化は少子
    化ですが、共産主義が終わってみんな余裕がでてきたのか。
    まずは住居とか買って、だんだん生活環境が整ってきた人た
    ちが多くて、20から40代の人たちが一斉に生んでいるイ
    メージです。

A氏:確かに多いですね。

I氏:妊娠した地点で産院を予約しないと産めないというくらい。
    幼稚園も入れなくて。みんなちょっとお金に余裕がでてきた
    のか、異様に高いベビーカーを持っていますね。1万700
    0コルナくらい、日本円にすると10万円くらいするんです
    よ。ちょっとしか使わないのに。それをリサイクルとか、物
    が置けないから売る人が多いんですけど、チェコ人は売らな
    いんですよね。

―――日本では周りにあげたりしますよね。少子化問題ばかり取り上
    げられているなかで、ベビーブームは珍しいですね。

A氏:全体的に見たらどこも高齢化社会になりますが、これは歓迎す
    べき傾向だと思いますね。

I氏:でもこれだけ景気が悪くなるとまた考える人もいるのではない
    かと思います。

A氏:日本みたいに長時間残業や、すごく職住が離れているというこ
    ともあまりないので、チェコの方が少しは子育てしやすい環
    境ではあるのかもしれません。

I氏:若い世代にはいるみたいですけど。基本的に共働きという感じ
    でしょうか。私はたまたま主人の母親が近くに住んでいて、
    すごく手伝ってくれるので、そういう環境がなかったら大変
    だったと思います。

―――ベビーシッターの利用は多いのですか?

I氏:チェコ人はあまり利用しないですね。他の外国人は結構利用し
    ているようですが。バリバリ仕事をしているキャリア女性だ
    と利用している人がいると聞きます。

A氏:基本的に身内で面倒を見ることが多いですね。

I氏:親やまだ下に学生の兄弟がいたりすると、面倒を見てもらった
    り。でも、共産主義時代の方が子どもは育てやすかったと聞
    きます。学校は大体お昼に終わるのですね。お昼ごはんを家
    で食べることが多いので大変なのですが、共産主義時代は学
    校が終わってから行く遊びの学校みたいなところがあって。
    ボーイスカウトみたいな活動も盛んでした。多くの子どもた
    ちはそれに参加していて、親たちはもっと働きやすかったの
    だと思います。


I氏:それに、共産主義時代は才能伸ばすことには、すごく特化させ
    られていたようです。

―――芸術の才能に関しては、協力的な国民であるとお聞きしまし
    た。

I氏:授業を休ませてでもレッスンへ行ってもいいみたいで。例えば
    バイオリンをやっている子だったら、バイオリンの先生が2
    時からしか空いていないっていうと、学校が3時まであると
    しても、授業よりもそっちを優先してもいいという。

―――寛容ですよね。周りもそういった才能をとても尊敬している
    し、日本だと才能ある人は妬まれたり、それで学校を休んだ
    らいじめられたりするケースが多いですよね。

A氏:個性の違いを素直に認めるのだと思います。


チェコでも、日本食レストランが流行っているんですね。
旧市街側のカレル橋を渡ったところには、
なぜか京都飯店という中華料理屋がありました。
中国と日本の印象がごちゃ混ぜになっているという
ところが出ています。
パリでは日本食レストランが増えすぎて出店が規制されるかも
しれないというニュースまで出ていましたよね。
チェコは、日本食レストランはまだ多くはないですが、
日本の話題には必ずあがるというところからも、
かなり関心は高いのでしょう。これから増えていくのかもしれません。

                       (・・・続きます)

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