2009年4月アーカイブ

―――チェコで有名な日本のメーカーというと、
    車産業以外ではどのような分野がありますか。

編集部:電気産業ですね。不況といえども、チェコ人は購買力がある
     な、と見ていて感じます。クリスマス前とかは、店の中の
     商品がないくらいに購入している。

A氏:購買力があるというのではないけど、いいものだったら、
    日本と同じ値段でも買うと思うんですよね。

編集部:外国への憧れだったり、物への憧れは強い印象があります。

A氏:それはありますね。

―――物欲が強いのですか。

A氏:強いですね。

編集部:物がなかった時代を知っているので、買えるならば買って
     しまえ、というような。

A氏:若い世代はそうでもないかもしれないですが、4、50代は
    わりと新し物好きですね。カメラとか日本製だと、すごく興
    味を示してきます。

編集部:今の時代すぐ買わなくても、消費者が選ぶ時代なのに、
     あったら買わなくちゃ、という感じで選んでる暇なく買っ
     てているような印象があります。コネがないと手に入らな
     かった時代で、お店になくて奥に隠されていて、オーナー
     とコネがあると買えるという世界だったので。

A氏:お肉屋さんなどにしても、政治家や警察、親しい人だけには
    売ってあげたり。

―――今でもよくあることなのですか。

編集部:チェコの政治家の汚職は世界ワースト3位くらいで、メキシ
     コよりもひどいらしいのです。政治家もすごく物欲があっ
     て、とりあえずお金持ちになりたいという人が多いのか
     な、という印象があります。誠意をもって政治に取り組ん
     でいるように見えないということも多いように思います。
     日本の政治家や企業にしても、建前上はやっている感じは
     ありますが、チェコの政治家はそれもしないというくら
     い、欲が出ているのがわかるんですよね、、、

                       (・・・・続きます)


美しい街並みを見ていると、汚職が多い国とは思えないのですが
日本を含め、裏取引はやはりどこの国でもあることなのでしょう
よく見かける日本メーカーといえば、やはり車が圧倒的に多いです
が、電化製品類では、Canonなどカメラが多かったです。

|ヨーロッパ

世界不況の影響
2009年4月20日 16:35
編集部:高齢化社会や少子化など、迫っている問題もあるのに、
     最近では反貧困という問題も出てきていますけど、
     チェコの方がまだその面では、日本よりは土台があるよう
     に思います。税金はすごく高い(物品・付加価値税9~1 
     19%)と思いますけど、日本みたいに滑り台社会と
     いわれるくらい突然ホームレスになってしまうということ
     は極めて少ないですね。ホームレスというと、アルコール
     中毒とかで、自分からなってしまう人です。

―――日本では、大企業で正社員で働いていたとしても、
    気を張って結果を出していかないと、いつホームレスに落ち
    てしまってもおかしくないというところがありますよね。
    特にリーマンショック後の外資系企業では、急に解雇される
    というケースも多く、不況の厳しさを感じました。

編集部:チェコも遅かれ早かれそういった波はきています。米系の
     企業だとあるみたいですね。突然明日から来なくていいと
     いわれたり、契約書を変更するとか、フルタイムではなく
     て週二回にするといって、断ると自主退社したことにされ
     たり。日本でも左遷されると聞いて、自分から辞めたよう
     に仕向けるような、法律の抜け穴を使うんですね。
     なかでも不動産は特に厳しいようで、これから建てるはず
     だったマンションがもう建てられなくて、お金だけ払って
     しまった消費者もいる。ディベロッパー自身がいなくなっ
     たり、責任者もでてこなくて、お金もないから返せないと
     いった状況もあるようです。

―――実体のないものにお金を出していたのですね。

編集部:そうです。最近では空港の近くに、大きなアウトレットを
     建てていて、昨年11月オープンといってたのですが、
     結局いまだにオープンできていません。もう建ててしまっ
     たマンションなども、入居者が全くいないところもありま
     す。メルセデスなど高級車つきという最終手段までやって
     いるらしいのです。オリンピック後の中国でよくやってい
     たような、買ってくれる人がいないから、買ってくれたら
     下のお店もあげますというようなこともやっているらしく
     て。その最終手段にチェコも入りかけているのか、小売店
     も閉まったり撤退しているところが多いですね。

Aさん:賃貸料が高い割にはお客がこないというので。

編集部:母体が大きいメーカーしか残らないから、どこのショッ
    ピングセンターに行っても同じメーカーしかない印象です。

                        (...続きます)


確かに、日本でもチェーン店が増えてきましたが、
あまりに増えすぎると、街それぞれの良さや特徴が薄れるように
思います。国内だけでなく、世界どこへ行っても
同じ店ばかりになってもつまらないですね~
そこまでになることは大げさかもしれませんが、
長い目で見たら、絶対ない、ともいえないのかもしれません。

|ヨーロッパ

箸休め② チェコの絵本
2009年4月15日 08:57
チェコでは、子どもだけでなく大人も楽しめるかわいいイラストの
絵本がたくさんあります。文字が読めなくても、ついつい買って
しまった絵本たちです。

s-P1010482.jpg

s-a1.jpg
版画好きでございます
図工でやりましたよね?
彫っているときにはわからない
刷ってみたときの面白さがなんとも。
久々に版画をしてみたくなりました

b1.JPG

b2.JPG

c1.JPG

たくさん買い込んでしまいそうな勢いでしたが
すでにある大量の荷物のことを考えて購入を控えました。

|ヨーロッパ

チェコの政治観
2009年4月 7日 17:48
今年の11月1日、政府からユーロ導入時期が発表される
ということでしたが、ユーロ導入については
国内でも対立があるようです。。。

Aさん:スロバキアは今年からですよね、ポーランドも
    たぶん2012年から導入すると決めて、周辺の国に
    包囲されてきていますね。チェコでは(ユーロ導入に)
    反対派も強くいて、『EU懐疑派』というんですけど。

編集部:まず大統領がね。EUのことが嫌いなのかな?・・・
     皮肉屋というか、とりあえず批判する。

Aさん:なんでも反対するよね。

―――まず疑ってかかるという。

編集部:ちょっとずれて、人気をとろうとしているのかな?

Aさん:辛口(笑)。地球温暖化のこともね。

編集部:そう、あほらしいって。企業が勝手に考えたシナリオだ、
    そんな事実がどこにあるんだ?というような態度で。
    でも、実際今年は寒くなりましたね。

―――ここでも異常気象を感じますか。

Aさん:私もあまり温暖化とかちょっと信じていないんだけど、
    ただ、それはともかく大統領ってそんなに権限がある
    わけでは、本当はないんだけど、ご意見番みたいな感じで
    いるわけですね。マスコミとかで発言すると、やっぱり
    国の大統領が言っているということで、取り上げられる
    ので。でもそれが政府と意見が違ってくると海外的に
    あまりよくないので、その辺もうちょっとうまくやって
    もらいたいですね。

編集部:そうですね。自分でかっこいいと思っているんでしょう
     かね?

―――(笑)

Aさん:首相は困っていると思いますよ。

編集部:首相は相当追いやられていますね、笑えるくらいに。
     プラハ市長と大統領が組んで。

Aさん:プラハ市長が子分じゃないけど、仲間みたいな感じで。

編集部:首相は俺に背く、というような。でもアメリカほど大統領の
     意見が反映されるわけではないので。

Aさん:アメリカと全然違うから。どっちかっていうと、所長的な
    感じで、あまりチェコの大統領は決定権はないですね。

―――周りにいらっしゃるチェコ人の方も、そういった意見の人が
    多いですか。

編集部:大統領と市長には批判的な人が多いですね。だからといって
    首相を支持しているようでもなく、ですね。文句いいが多い
    ですね(笑)。私の周りには多いです。文句を言う割には、
    自分で政治を変えようという、がんばろうとする人もいな
    いかも。

Aさん:飲み屋でくだ巻いてる感じ(笑)。

編集部:そこまでいうんだったら自分が政治家になって誠意を持って
    政治をやってみればいいじゃないって言ったら、
    「政治家=バカ」だから、政治家になったら自分は終わり
    だって言うんです。全然違う生き物として見ている。

Aさん:すごい馬鹿にしているよね(笑)。

―――日本も同じですね。同じ党内でも意見にまとまりがなくて、
    国民から信用されていない。

編集部:本来の政治というより、支持率争いになっていますよね。

                (・・・続きます)


首相と大統領と、両方いるとまた事情がややこしそうです。
政治家に対する不信感などは、日本とかなり通ずるものがあり、
話を聞いていて可笑しくなってしまいました。

|ヨーロッパ